久保建英

◇１９日　サッカー・スペイン１部リーグ　ジローナ０―１ソシエダード（ジローナ） 　レアル・ソシエダードの日本代表ＭＦ久保建英（２３）はアウェーのジローナ戦に１―０の後半２０分から主戦場の右ウイングで途中出場した。終了間際には自陣でボールを奪い、ドリブルで持ち運びながら時間を有効に使い、最後は敵陣ペナルティーエリアまで進入して鋭い右足シュートを放った。 　１点のリードを奪っていたため、久保は攻撃ではリスクを冒すことなく、周囲との連係を図り、守備では献身的に相手に圧力をかけ続けた。チームはスペイン代表ＦＷオヤルサバルのヘディング弾を守り切り、昨季３位と躍進したジローナを破って今季３勝目（３分け４敗）を挙げた。 　地元メディアなどによると、アルグアシル監督は試合後、「やるべきことは相手より優位に立ち、結果を出す瞬間にうまくやることだった。試合を通して相手にプレッシャーを与えなければ、やられてしまうようなチームと対戦した。相手にもチャンスはあったと思うが、われわれは非常に良かったし、相手から何度もボールを奪うことができた」などとコメントした。 　久保について、地元紙「Ｎｏｔｉｃｉａｓ　ｄｅ　Ｇｉｐｕｚｋｏａ」は「サイドでダメージを与えるのに苦労した。簡単ではなかった」と寸評。地元紙「ＥｌＤｅｓｍａｒｑｕｅ」は６点の及第点を与え、「攻撃ではあまり活躍しなかったが、守備では貢献した」と記した。