電機連合ベアは1万3千円以上 統一要求、前年大幅上回る
電機メーカーの労働組合でつくる電機連合が2024年春闘で、基本給を一律に引き上げるベースアップ(ベア)の統一要求額を、月額1万3千円以上とする方向で最終調整していることが6日、分かった。7千円以上とした前年を大幅に上回り、1998年以降で最高の要求額となる。長引く物価高に対応する。25日の中央委員会で正式決定する見通し。 24年春闘では、自動車や電機などの産業別労働組合(産別)が加盟する金属労協は、ベア要求額を1万円以上とする方針を決めている。中小製造業が中心の産別「JAM」は1万2千円を基準とした。 23年は日立製作所や三菱電機などの電機大手で満額回答が相次いだ。