【J1 36節結果まとめ】町田ゼルビアが逆転優勝に望みをつなぐ勝利!北海道コンサドーレ札幌はJ1残留が遠のく痛恨ドロー
J1 結果まとめ
明治安田J1リーグ第36節が各地で行われた。前節終了時点で19位、今節の結果次第ではJ2降格が決まる可能性のあった北海道コンサドーレ札幌は、4連勝で勢いに乗る湘南ベルマーレのホームに乗りこんだ。一方、逆転優勝の望みをつなげたい町田ゼルビアは、FC東京との国立決戦に臨んでいる。 【最新順位表】2024明治安田Jリーグ J1・J2・J3全60クラブ 今季最後の『THE国立DAY』、国立競技場でのホーム初勝利を目指す町田は、新国立で9戦負けなしのFC東京を迎えた。敗北すれば優勝の可能性が消える町田は、15分にMF白崎凌兵のゴールで先制。後半にも2点を追加して、3-0で町田が国立決戦を制している。この勝利で、首位・神戸との暫定勝点差を4に縮めており、残り2試合での逆転優勝に望みをつないだ。 札幌は今節敗北した場合、他会場の結果次第ではJ2降格が決まるという崖っぷちの状態で、ここまで4連勝と勢いに乗る湘南との試合に臨んだ。残留のためにどうしても勝利したい札幌だったが、湘南に先制を許してしまう。しかし、58分、MF近藤友喜のクロスからMF駒井善成が執念のヘディングシュートを決めて同点に。その後も決死の攻撃で追加点を奪おうとするも、同点のまま試合終了を迎える。札幌は、J1残留が遠のく痛恨の引き分けに終わった。 逆転優勝の可能性があった鹿島アントラーズは、ホームに名古屋グランパスを迎えた。すると、57分にアクシデントが発生する。敵陣内左サイドで突破を図った鹿島FW鈴木優磨を、名古屋MF椎橋慧也が激しいタックルで阻止。すると、激昂した鈴木が椎橋を胸で突き飛ばした。この報復行為で鈴木はレッドカードが提示され1発退場。椎橋にもイエローカード、抗議した鹿島の中後雅喜監督にも警告が出された。鈴木が抜けて数的不利となった鹿島に対して名古屋も決め手が欠き、試合は0-0の引き分けに終わっている。この引き分けで、鹿島は優勝の可能性が消滅した。 J1残留を争う直接のライバルである柏レイソルとアルビレックス新潟の一戦。両チームともにゴールを奪いきれない展開が続いていたが、74分柏FW細谷真大が試合を動かす。CKから細谷が直接頭で合わせて、貴重な先制ゴールを奪うことに成功。そのまま試合は終わるかと思われたが、ルヴァン杯準優勝のチームが意地を見せる。後半アディショナルタイムにDF藤原奏哉がゴールを決めて、1-1ドローに持ち込んだ。 J2降格圏内に沈んでいるジュビロ磐田は、ホームにガンバ大阪を迎えた。23分に渡邉りょうのゴールで先制するも、その後G大阪に3ゴール奪われてしまう。しかし、試合終了間際にドラマが待っていた。87分上原力也が追撃弾を決めると、アディショナルタイムにDF鈴木海音のゴールでまさかの同点に追いつく。しかし、その直後にFW坂本一彩が劇的勝ち越し弾を決めて、4-3でG大阪が勝利した。 アビスパ福岡をホームに迎えたセレッソ大阪は、81分にDF田中駿汰のゴールで先制。1-0でC大阪が勝利している。J2降格が決まっているサガン鳥栖と横浜F・マリノスの試合は、2-1で横浜FMが勝利。京都サンガF.Cと川崎フロンターレの試合は、1-1の引き分けに終わっている。 【結果】 町田ゼルビア 3-0 FC東京 湘南ベルマーレ 1-1 北海道コンサドーレ札幌 サガン鳥栖 1-2 横浜F・マリノス 京都サンガF.C 1-1 川崎フロンターレ 鹿島アントラーズ 0-0 名古屋グランパス 柏レイソル 1-1 アルビレックス新潟 ジュビロ磐田 3-4 ガンバ大阪 セレッソ大阪 1-0 アビスパ福岡
フットボールチャンネル編集部