車いすで作業可能な生産ラインが稼働!きっかけは「疑問の声」 いま企業に求められる"働きやすい環境"とは
企業の存続にもプラス
さらに17日の中日新聞では、シンガポールでNPOを立ち上げて障がい者のキャリア支援をしている百田牧人さんの記事も掲載されました。 小高「データ分析やプログラミング言語など、IT時代に対応したスキルを身につけてもらって、企業へ送り出す活動をしているそうですよ」 このNPOにはGoogleやマイクロソフトなど、約60社がパートナーとして参加しているそうです。 つボイ「仕事を得るために頑張っている人がたくさんいるんですね」 雇用する側も、車いすに対する対応はもちろん、聴覚障がいのある方には筆談や文字でのチャット機能の利用、発達障害の方には特性に応じた仕事を割り振るなど、企業にできることはまだまだあります。 もちろん、仕事内容に応じた適正な賃金を支払うことも重要です。障がいの有無にかかわらず働きやすい環境づくりや、適切な賃金を支払い、能力を適正に評価する仕組みがある会社には、いずれ優秀な人材が集まりやすくなります。 「こうした取り組みは企業の存続にもプラスになるので、努力に期待したい」と締めくくるふたりでした。 (葉月智世)