イオン、輪島避難所に移動販売車 200品目載せ巡回
能登半島地震で大きな被害が出た石川県輪島市で29日、総合スーパーを展開するイオンリテール(千葉市)が移動販売車の営業を始め、避難所を巡った。買い物に行くことが難しい被災者の支援が狙いで、物流が滞る影響で手に入りづらい生鮮品や衣料品など約200品目を軽トラックに載せて販売した。 この日は中学校と高校に開設された市内2カ所の避難所を巡り、駐車場で販売。コロッケやサラダといった総菜のほかにアイスクリームやおはぎなども陳列され、被災者は手に取って、買い物を楽しんでいた。 祖母と避難生活を送る高校1年の古戸愛美さん(16)は「自分で選び買えるのは助かる」と顔をほころばせた。