“盟友”宮里藍&横峯さくらのレジェンド競演が実現…2人が願うゴルフ界の未来とは?
「ジュニアだけでなく大人のハードルを下げることも重要」
◆国内女子プロゴルフ<ブリヂストンレディスオープン 5月16~19日 袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉県) 6731ヤード・パー72> 【別カットあり】宮里藍&横峯さくらの“激レア”2ショット! 女子ゴルフ界のレジェンド競演が実現した貴重なトークセッションの模様
16日から行われる国内女子ツアー「ブリヂストンレディスオープン」。 開幕に先駆けて試合会場では「Tomorrow Road」と題したイベントが14日に開催され、「ブリヂストン・アスリート・アンバサダー」を務める宮里藍と、今年からボール契約を結び、新たにチームブリヂストンの一員となった横峯さくらのトークセッションが行われた。
この「Tomorrow Road」は、10年後、20年後の“ゴルフのワクワク”が続いていくために、これまでの振り返りと次世代につなげていきたいこと、そして期待したいことを語り合うイベント。 2人は1985年生まれの同学年で、互いに切磋琢磨し合いながら女子ゴルフ界をリードしてきた“戦友”とも言える間柄。 2017年に現役を引退して現在はジュニアゴルファーの育成に力を注ぐ活動を行っている宮里に対して、今もなおツアーで戦いを続けている横峯。現在の立場や環境は違えど、ゴルフ界の“未来”に対する思いをそれぞれ語った。 自身の幼少期の頃に比べて、ジュニアがゴルフを始めやすい環境が整っていると話す宮里は、ゴルフ人口を減少させないためにはジュニア世代の存在がカギを握ると語る一方で、これからゴルフを始めようと考えている“大人のハードル”を下げる重要性も述べた。 「ゴルフのいいところは何歳になっても始められることですし、年齢を重ねてからのほうが楽しさが分かることも。例えば、クラブの選択だったり自分のデータを取ってその数字と照らし合わせる作業は多分大人になってからのほうが楽しい。大人に対するハードルの下げ方が、この先10年、20年の間に何かしらの変化があるといいなと思う」と自身の考えを明かす。 また、横峯は「私自身はまだ現役なので、成績を残すことが魅力を伝えられる一つ。永久シードまで残り7勝でまだまだ遠いんですけど、そこを目指して頑張りたいと思っていることが(ゴルフに対する)ワクワクにつながっている」と自らのプレーでゴルフの魅力を後世に伝えていきたいと話した。 さらに、近年は託児所を開設する試合会場が増えたことにも触れ、「自分が子育てをしながらツアーを回るなんて想像もしていなかった。10年後、20年後に今の若い選手たちがお母さんになったときに、託児所があることでゴルフを“続ける”という選択肢が持てるようになれば」と女子ツアーの未来を願った。 トークセッション終了後には「さくらも頑張っていて、なかなかゆっくり話を聞ける機会が少ないので、ゴルフに対する思いが聞けてうれしかった」と振り返った宮里。今大会を戦う横峯に向けては「チャレンジし続ける姿勢に脱帽。感心しかない」と最大級の賛辞を送り、「自分が見たことない景色を見せてくれる存在」とリスペクトを込めて期待を寄せた。