「魔法」「クレイジー」セリエAで生まれた衝撃の“46メートル弾”に伊メディア驚愕!「忘れられない傑作ゴール」
「GKが普段からかなり前に出ているのを知っていた」
2か月半ぶりの得点は、46メートルの距離から放ったスーパーゴールだった。 12月13日に行われたセリエA第16節のエンポリ戦で、ベンチスタートから途中出場したトリノFWのチェ・アダムスが、ピッチに立ってから6分後に超ロングシュートを決め、話題となっている。 【動画】トリノFWの衝撃“46メートル弾” 攻勢に転じた際、自陣で一度はボールを失ったアダムスだが、こぼれ球を拾ったニコラ・ヴラシッチのパスをセンターサークルで受けると、素早く右足を振り抜く。すると、ボールはエンポリ守護神デビス・バスケスの頭上を越え、そのままゴールマウスに収まった。 このゴールが決勝点となり、トリノは1-0で勝利。第9節以来、7試合ぶりの白星を手にした。開幕5試合で3勝2分けと好スタートを切りながら、その後の10試合で1勝2分け7敗と苦しんでいたチームにとって、貴重な3ポイントだ。 初のセリエA挑戦となるアダムス自身も、開幕からの6試合で3得点をあげながら、その後はネットを揺らせない2か月半を過ごしていた。エンポリ戦ではベンチスタートとなっていただけに、このゴラッソが再び流れを引き寄せることを願っているだろう。 衛星放送『Sky Sport』や国営放送『Rai』などイタリアのメディアは、アダムスのゴールを「クレイジーな得点」「魔法」と称賛。『Gazzetta dello Sport』紙は、採点記事でアダムスに8点をつけ、「忘れることのできない中盤からの傑作ゴールを生み出した」とたたえている。 同紙によると、アダムスは試合後に『Sky』で「試合への準備で対戦相手の個々の選手の映像を見て、エンポリのGKが普段からかなり前に出ているのを知っていた。それを思い出して狙ったんだ。頭にあったからね」と話した。 「僕らが難しい時期にあったのは周知のとおりだ。今日のゴールはプレッシャーを大きく和らげてくれる。今後の試合に違うように臨むことができる」 ゴラッソを勢いに、アダムスとトリノは上昇気流に乗ることができるだろうか。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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