佐々木朗希「最も論理的な着地点」ドジャース、パドレス最有力 MLB公式サイトで大特集「東海岸はメッツが一番」
今オフにポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指すロッテ・佐々木朗希投手(23)に対して9日(日本時間10日)、早くも米メディアによる報道合戦が始まった。ロッテによる移籍容認から一夜、MLB公式サイトはすぐに特集記事を組み、このオフのFA選手ランキングで3位に位置づけ、移籍先予想を最有力とされるドジャースに、パドレスも含めて「最も論理的な着地点」と紹介。令和の怪物の“参戦”で、米球界のストーブリーグが一気に過熱しそうだ。 【写真】佐々木朗希、美人アナと身長差スゴい2ショット 一瞬にして、佐々木が米球界のストーブリーグの主役に躍り出た。ロッテによるポスティング容認発表は9日の午後3時。米国では深夜の時間帯だったが、MLB公式サイトは日本時間10日午前6時55分に「ササキを獲得する最有力候補は?」と題した特集記事を掲載した。 同サイトでは、今オフのFAトップ25人をランキング形式で紹介。朗希をJ・ソト外野手(ヤンキースFA)、右腕C・バーンズ(オリオールズFA)に次ぐ3位とした。これまで同様の企画で上位にランクされても「ポスティングされるか未知数だが」と懸念する記述が添えられていたが、それもなくなった。「入手可能なトップクラスの先発選手の一人」とした上で、適合するチームにはドジャース、パドレス、ヤンキースを挙げた。「山本のような高額オファーでの争奪戦にはならない」と“25歳ルール”による制限を紹介した。 移籍先を予想する記事では、ドジャースとパドレスが有力とみるナ球団幹部の話として「この2チームだけによる争奪戦ではない。しかし、おそらくこの2チームが最も論理的な着地点となる」と紹介。ド軍は大谷と山本、パ軍はダルビッシュと松井がおり、日本に似た温暖な気候の西海岸の強豪球団と条件は整っている。 また違う情報筋からの話として、西海岸や過去に日本人選手と契約したチームが可能性が高いといい、ジャイアンツ、ヤンキース、メッツ、ブルージェイズ、カブス、レンジャーズもリスト入り。中でもメッツ、ヤンキース、カブスは佐々木を継続的に視察しており、匿名の球団幹部の証言で「東海岸のチームではメッツが一番可能性がある」としている。 高まる期待の一方で、シーズン最多投球回が129回1/3どまりという点も指摘。ナ・リーグ球団幹部による「どこが契約するにせよ、200イニング投げる期待をすべきではない」という談話も紹介。入団までのポスティングの過程を細かく紹介するなど、“市場”に出るのを待ってました、とばかりに大展開した。 またロサンゼルス・タイムズ紙も「ロウキ・ササキがドジャースのトップターゲットになる」とし、FOXスポーツは公式Xで朗希が9歳の頃に東日本大震災を被災したことなど、生い立ちについても伝えている。令和の怪物を巡る報道合戦の火ぶたが切られた。
報知新聞社