女子フィギュア宮原の回転不足判定のなぜ?
一方、メドベージェワは、パーフェクトな演技でフィギュア好きな韓国のファンを魅了、自らが保持していたSPの世界最高得点を更新する81.06点をマークした。ジャンプは、すべて基礎点が1.1倍となる後半にまとめて得点を稼いだ。昨年、右足指を骨折。GPファイナルから国内の代表選考会となっていたロシア選手権まで欠場、1月の欧州選手権で復帰したばかりで、そこでは、15歳の後輩のアリーナ・ザギトワに敗れたが、初出場となる五輪本番でピークに近い状態に仕上げてきた。完全復活である。 国際スケート連盟の公式サイトも女王復活の様子を伝えた。だが、メドベージェワ自身は、演技に満足せず、「何がもっと良くできるかわかっている。5段階評価だと自分では4、もしかしたらもう少し低い自己評価だ。練習で、どのように滑るかわかっているし、もっと自信を持てる。だから今日、自分でそれを感じるために氷上へ向かった。今はすべての構成も何を準備すればよいかもわかっている」とコメントを残している。 回転不足という問題を抱えた宮原、そして、団体戦のフリーに登場する勢いのある坂本花織(17、シスメックス)の日本勢は、厳しい戦いを余儀なくされることになりそうだ。