住宅ローンの金利推移(変動・固定)は? 最新の動向や金利タイプの選び方も解説【2025年1月】
住宅ローン「10年固定金利」推移、動向、最新のランキングは?
2025年1月の「10年固定金利(新規借入)」の動向は、調査した主要13行の住宅ローン金利について、SBI新生銀行が据え置き、10行が金利を引き上げ、2行が金利を引き下げました。 SBI新生銀行は、当初10年間の金利が1.0%と、みずほ銀行の10年固定1.45%よりもかなり安いです。しかし、固定期間終了後の25年間の変動金利では、みずほ銀行に逆転され、トータルの支払いではみずほ銀行の方が安くなり、結果、上記のような順位となっています。 トータルの支払いは必ずしも表面金利では決まらないので、注意負深く選択をしてください。 上位銀行の10年固定金利推移 以下は新規借り入れの上位銀行の10年固定金利の推移(前月比)です。 1位、みずほ銀行 年1.450%(前月比▼0.050%)みずほネット住宅ローン(固定金利選択、ローン取扱手数料型、新規借入) 2位、SBI新生銀行 年1.000%(前月比±0.000%)住宅ローン 当初固定金利タイプ(新規借入) 3位、PayPay銀行 年1.245%(前月比+0.040%)住宅ローン 全期間引下げ(新規借入)頭金10%以上 4位、イオン銀行 年1.210%(前月比▼0.090%)住宅ローン 当初固定金利プラン・定率型(新規借入) 5位、三菱UFJ銀行 年1.310%(前月比+0.090%)住宅ローン(事務手数料型) 2025年1月は上位5銀行のうち、SBI新生銀行が据え置き、2行が引き下げ、2行が引き上げとなりました。銀行は「10年固定金利」を固定金利選択型の中核に据えていることが多く、激戦区となっています。 10年固定金利の推移(主要銀行) 以下は、主要銀行の10年固定金利の推移(2018年1月~現在まで)です。 10年固定金利の動向 10年固定金利については、10年国債金利をベースにしている銀行が多いと考えられます。 10年固定の住宅ローン金利は、今後も日銀の利上げ期待と欧米の利下げにより細かい上下動を繰り返すと予想しています。 前掲のグラフを見ても、全体の水準が徐々に切り上がっていることがわかるでしょう。この傾向は今後も続くと見ていて、2025年は+0.4%程度の上昇を予想します。その結果、一部の銀行では10年固定金利が2%台となる考えています。