47%増量も…コンビニ各社「大増量キャンペーン」好調に“意外な背景”? 喜んでばかりいられない
大手コンビニチェーン・ローソンは、6月12日~25日に「盛りすぎチャレンジ」キャンペーンを開催。「対象商品の価格を変えずに47%増量する」という内容で、今回が3回目の開催となる。継続的に実施している企画だけあって消費者からの反響は上々なのだろう。実際、SNS上では同キャンペーンについて「何軒かはしごしたけどどこも売り切れ」「行ったけど全品売り切れで買えなかった」といった声が散見された。 【画像】「コンビニのサンドイッチを買えるのはお金持ち」のセリフが印象的だった映画 増量キャンペーンを実施しているコンビニはローソンに限らない。セブンイレブンは2024年5月8日から1週間限定で「感謝祭 お値段そのまま人気商品増量フェア」を実施。サンドイッチを一組増やしたり、コールスローサラダのコーンを従来比の2倍にしたりなど様々な商品が増量された。また、ファミリーマートでも2022年8月に「お値段そのまま!! 40%増量作戦」を行っており、2023年8月にも同様の企画を開催。2年連続で同時期に開催していることを鑑みると、今年も実施して恒例行事化していくのかもしれない。
「コンビニのサンドイッチを買えるのはお金持ち」
増量キャンペーンは毎回盛況だからこそ、コンビニ各社はこぞって開催しているのだろう。消費者目線で言えば、価格は変わらずに増量してくれることはお得以外の何物でもない。だからこそ売り切れが続出しているのかもしれない。とはいえ、増量キャンペーン中に多くの消費者が対象商品を購入している背景は、正確には“お得”ではなく“贅沢”が大きいように思う。 コンビニ食といえば2022年に公開された映画『ベイビーわるきゅーれ』で印象的なシーンがあった。杉本ちさと(高石あかり)と深川まひろ(伊澤彩織)が勤務先のメイド喫茶で休憩中に食事をとっていると、コンビニで買ったサンドイッチをビニール袋から出したちさとに、同僚の姫子(福島雪菜)が「サンドイッチ買ってるやん? すご、お金持ちなんやね」と驚愕。ちさとが「これコンビニのやつですよ」と返すと、姫子は「いや、コンビニのサンドイッチ買えるってお金持ちでしょ」と続けた。