【独自】未解決のまま2年…八田與一容疑者の“親友”が証言
他にも、運転に関する違法行為を聞いていました。 親友) 「免許が無いにもかかわらずバイクを買って、そのバイクで飲酒運転をしたっていうことも聞いたことがありますね」 庄賀由花ディレクター) 「Qそれはもう普通にやっているんですか?」 親友) 「特に罪悪感を感じているような感じではなかったです。」 八田容疑者は、別の事件で監禁罪の有罪判決を受けていました。ひき逃げ事件は執行猶予期間中のことだったのです。 事件の早期解決を目指し戦ってきたのは、被害者遺族・友人らで作る会。 庄賀由花ディレクター) 「一番最新の目撃情報だと?」 事件早期解決を願う会事務局長) 「6月11日が最後、 鹿児島ですね。北海道・東京・大阪・京都・長野・徳島、もうほとんどどの県も。一番関東が多いんですね」 SNSを通して懸命に情報を集めてきました。 庄賀由花ディレクター) 「この2年どうでしたか?」 事件早期解決を願う会事務局長) 「2年を迎えてしまったというもう無念しかないですね。重要指名手配ではあるんですが、まだ救護義務違反(ひき逃げ)という交通課の管轄で、時効も7年。残り5年で時効が来てしまうというところから、これは時効を迎えてはいけない」 きのう、道路交通法違反から時効のない殺人罪への切り替えを求める、およそ7万7000人分の署名を警察に提出しました。警察は、殺人の可能性も視野に捜査しています。 容疑の切り替えについて、元神奈川県警捜査1課長の鳴海達之氏はー 鳴海達之氏) 「可能性はありますね。殺意というのはその事故の前のトラブルがあった。そのトラブルの内容がどうなのかとか、あるいは八田容疑者の性格的なものはどうなのか。そういった状況的なものも含めて判断されるもの」 八田容疑者はどこに潜伏しているのでしょうか。 親友) 「ルールは平気で破れるし、せこいところがある、そういう面で頭が回る。生命力も強いですし、家を持ってなくても全然生活できる」 親友は、改めて出頭を訴えます。 親友) 「無事であってほしい、自分から出頭してほしいです」 庄賀由花ディレクター) 「八田容疑者にかけたい言葉は?」 親友) 「言うとすれば…僕は心配しているよってことですかね」 亡くなった大学生の母親が私たちの取材に対し、胸中を明かしてくれました。 「何より驚いたのが、こんなに心配してくれる親友がいたことです。それなのにどうしてこんなことができたのか。私たち遺族が少しでも前に進むために、私たちと一緒に捜すこと、出頭するように呼びかけることにご協力お願いいたします」 <取材後記> 遺族や友人らは、前に進むことができない状況の中、本当にさまざまな活動をしている姿に執念を感じました。 亡くなった大学生の母親が私たちに寄せてくれたコメントには、宝物である息子への思い、八田容疑者がなぜ犯罪をおこしたのか、悲痛な思いがつづられていました。 覚悟を持って出頭を呼びかけてくれた親友のように八田容疑者の身近な人の証言がとても重要だと感じました。親友から見た八田容疑者のしぐさの特徴の一つに左手の力が弱いため、物を落とすことがあったそうです。 八田容疑者の色々な特徴をもっと伝えていきたいと思います。今回取材をしていて、この事件を知らない方が多かったので、もっともっと知ってもらいたいと感じました。 (テレビ朝日 サタデーステーション ディレクター 庄賀由花)
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