「見た見た!」博多弁のスマホ動画「ショートドラマ」制作チームに密着 世界市場は8兆円へ
撮影は週に1回のペースで行っています。今回のロケ地は純真高校(福岡市南区)です。 福岡ドットコム 小倉裕一監督「景色やロケ地の場所は、なるべく“福岡らしさ”が出るような所を選んでいたりします」 ■「福岡ドットコム」メンバーは6人 「福岡ドットコム、ユキネ役のユキネです」(拍手) 今回のドラマには、「福岡ドットコム」の役者4人と別の事務所の役者2人の計6人が出演します。役者は裏方の仕事も兼務しています。 役者のマユさん「私は小道具を担当しています。きょうの学校のシーンだったら『先生役の教科書が要るな』『教材としてプリントが要るな』と準備したり」 役者のユキネさん「私は衣装を担当しています。『この作品は、こういう風に見せたいから、こんな色づかいを』みたいなこと、最近は毎日やっていますね」 ■ドラマ撮影現場の緊張感 準備を整え、いよいよ撮影開始です。 「いきますか!よーい、スタート!」 先生役「くすのき…きょう、くすのき休みか。じゃあ代わりに…」 生徒役「先生!リアナいますけど」 先生役「お前おったとや!」 役者のハヤトさん「さっき言ってた“悪乗り”みたいなニュアンスのお芝居がいいですか?」 小倉裕一監督「なんか、生徒に近い先生のイメージはあるかな」 ショートドラマとは言え、現場には緊張感が漂っています。監督は演技指導をしながら、納得のいくシーンが撮れるまで、撮影を繰り返します。この日は、20秒ほどの短いシーンの撮影に約1時間かかりました。 ■スマホ縦画面ならではの撮影 ショートドラマでは、カメラワークも通常とは異なり、一眼レフカメラを縦向きに構えて撮影します。 カメラマン「ドラマ特有の画のつながり、切り返した時の手の動きのずれとかを気にしておかないと。(縦型は)情報が少ないので。寝不足の時はすぐフレームアウトしちゃって。気を付けておかないと」 縦長画角の難しさや、短い時間の中での表現方法…監督は絵コンテで入念にイメージして撮影に臨んでいるといいます。