「なぜ中日は落合博満を監督復帰させないのか」球界大御所が井上一樹2軍監督が最有力候補となっている中日監督問題にモノ申す!
落合氏は2004年から8年間、中日の監督を務め、リーグ優勝4回、2位3回、3位1回の堂々たる成績を収めた。2007年には2位からCSで巨人を破って日本シリーズに進出し、日ハムを4勝1敗で下して日本一にも輝いている。当時の白井文吾オーナーの信頼が厚かったが、球団フロントとは軋轢があり、年俸が高額だったこともあり、2011年にリーグ優勝を果たしながらも退任となった。 その後、2013年オフからGMとしてチーム運営にかかわったが、チーム成績の低迷が続いて2017年1月限りで球団を去った。12月で71歳になるが、テレビ番組や自身のYouTubeなどで評論活動も続けている。中日では高木守道氏が70歳で監督に就任。野村克也氏は74歳まで楽天で監督をした。 落合監督のラストイヤーだった2011年を最後に優勝から遠ざかり、2012年の高木氏の2位、2020年の与田剛監督の3位を除けば、この13年間で、すべてがBクラスに低迷しているチームを立て直すには最適の人材だろう。 ただ過去の経緯を考えると、落合氏の再登板の可能性はほぼゼロ。それでも広岡氏は、「それくらいの大胆な発想を持って、指導経験が豊富な人物にチームの再建を任せよ」と訴えるのである。 果たして中日はチーム再建に向けてどんな決断を下すのだろうか。 (文責・駒沢悟/スポーツライター)
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