「一番福」へ農道疾走 田園地帯でも「福男・福女選び」 西宮神社の分社で催し/兵庫・丹波市
兵庫県丹波市春日町野村の春日神社で9日、毎年恒例の開門神事「福男・福女選び」があった。小学生、一般の男女で4部門に分かれ、同市民を中心に計41人が出場。今年の「一番福」をつかむべく、本殿まで230メートルの農道コースを駆け抜けた。 同神社は、福男の開門神事で知られる西宮神社(同県西宮市)の分社。地元の若手グループ「下野村若人会」が毎年、同日に開かれる「十日えびす祭」を盛り上げようと、同様の走り参りを催している。今年で10回目。 和太鼓の音色を合図に、手作りの木製門をスタート。曲がり角を抜けた直線でみるみる加速し、ゴールの鳥居へ駆け込んだ。 小学生男子の部で一番福をつかんだ細見琉翔さん(同市立黒井小3年)は「良い1年になりそう。習っている野球でホームランが打てそう」と頬をゆるませた。
丹波新聞社