加藤ローサ「甘酸っぱかったなって(笑)」淡い“初恋”エピソードを語る
今日ではけして珍しくないハーフタレントの草分け的存在の加藤ローサさん。2004年に結婚情報誌『ゼクシィ』の2代目ゼクシィガールに選出されブレイク。「理想の花嫁」(と言っても、当時はまだ18歳の高校3年生)として一躍注目され、その後は多くのドラマや映画にも引っ張りだことなった。そんな彼女も今はアラフォー世代の2児の母。そんな加藤さんにとっての人生のCHANGEは?【第3回/全4回】 モデルを経て俳優の仕事もこなすようになった加藤ローサさん。かつて、とあるインタビューで自身は「芸能人ではない」と語っていた。 「その自覚が無いのかな~。でも、プロフェッショナルとしての意識に欠けるということは無いです。現場ではお芝居だと常にMAX100%でこの役を演じ切ろうって思うし、モデルの仕事では“この洋服はどうしたら素敵に見えるだろう”ということはいつも考えていますし。ただ、“芸能人って何?”というのはずっと思っているんです。皆さんが思うところの芸能人ってどんな感じですか?」 と逆質問で返してくれた。それに対して「派手なイメージ……ですかね」と答えると 「私生活を着飾るってすごく苦手なんですよ。目立たないように生きています。何故かというと電車に乗りたいから(笑)。仕事の時は着飾るときもあるんですけど、普段はきらびやかなモノを身に着けることはあんまりないかな。普段着はジャージだったりとか(笑)」
共演の星野真里さんが良い空気感を作ってくれる
現在放映中のドラマ『きみの継ぐ香りは』では星野真里さんとW主演というキャスティングで、加藤さんが地上波のドラマで主演を務めるのは14年ぶり。広瀬桜(星野)の息子・透輝が連れてきた恋人・叶は桜の初恋の相手・萌音が身に付けていた香水と同じ香りを纏っていたが、実は叶は萌音の娘だった……という物語で、加藤さんは萌音役を演じる。 「桜と萌音は大学の同級生ですごく仲良しの親友なんですけど、桜が萌音に好意を持っているということにも薄々気付ていると思うんです。でも、気付かないふりをして友達として付き合う……という役柄でした。 きっと萌音にとっては自分の想いを本心から言える大切な友人で、すごく好きで一緒にいたいけど、この関係を壊したくない……という葛藤があったと思うんです。しばらく疎遠になっていた時間があって、子供を通じて再会するんですけど、その時は“親友として”というよりは“ママ友として”だったので、この複雑な気持ち、間柄を私は上手く表現できるかな……って。ドラマの撮影自体が数年振りだったということもあって、そんな不安がありましたね」 共演の星野さんについては”空気みたい“な第一印象を受けたとか。 「久々の現場ということで緊張し過ぎて、“私から話し掛けても良いのかな、でも話し掛けられるのが嫌な人もいるしな”とか色々考えてしまったんです。セリフもこのタイミングで言わないといけないしなとか、もうプチパニックですよね。だから呼吸法で落ち着かせようとしていたんですけど、そんな時に星野さんが部屋の隅にちょこんと座ってらっしゃっていて…。 “私、ここに居るけど”って感じでもなく。それが空気みたいな感じに思えて、それで私も“無理に話し掛けなくても良いんだ”って思えたんです。そんな良い空気感を作ってくださったので、私もリラックスした気持ちで臨めて、それはすごく助かりました」 鈴木一俊
鈴木一俊
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