尼崎ボート・SG「第34回グランドチャンピオン」5日目 宮地元輝、逃げ圧勝 相棒25号機は「育てるように調整している」
◇29日 ボートレース SG「第34回グランドチャンピオン」5日目(兵庫県・尼崎ボート) 真夏へ向かう準優三番勝負。戦いの号砲が鳴り響いた10Rは、宮地元輝(37)=佐賀=が逃げ圧勝。「ドリーム戦は2、3着争いをしていたけど、着を落として6着。それでも多くのお客さんが僕のことを見に来て応援してくれる声が聞こえた。僕の舟券を買ってくれるお客さんには全力で応えなきゃいけない」。1番人気の重圧をはねのけて大粒の汗を拭う。 今節はセット交換に着手した選手は24人。機力相場が目まぐるしく変わった激動シリーズを、ともに歩んだ相棒25号機は「僕はエンジンを育てるように調整をしている。日ごとに足は良くなっているし、全部が二重丸に近づいてきた。あとはペラが開くのを直せればもっと良くなると思う。全部を二重丸にしたい」。優しく水を与え、肥料を与えた宮地の呼びかけに応えて、今まさに大輪の花を咲かせようとしている。 「僕は1号艇から6号艇まで全ての枠番でSGを優勝するのを目標にしている。それを達成できる力も持っている」。宮地の初SGタイトルは3号艇で優勝を飾った2022年大村GPシリーズ。大いなる野望達成へ―。つかみ取った2号艇をものにして、二つめのSGコレクションに加える。
中日スポーツ