スタッド・ランスが日本ツアー初白星!…伊東純也が先制点アシスト、中村敬斗も存在感
7月31日、『町田GIONスタジアム』にて『スタッド・ランス Japan Tour 2024』の一戦が行われ、FC町田ゼルビアとスタッド・ランスが対戦した。 今夏の来日ツアーで合計4試合を予定しているスタッド・ランス。7月24日に行われたジュビロ磐田戦を1-1で終えると、中2日の27日に行われた清水エスパルス戦では0-3とまさかの完敗を喫した。1分1敗と未勝利で迎える3試合目は、昇格初年度ながら2024明治安田J1リーグで首位を走るFC町田ゼルビアとの顔合わせに。スタッド・ランスの伊東純也と中村敬斗は3試合連続でスタメンに名を連ねている。 スタッド・ランスは後方から丁寧にパスを繋ぎつつ、機を見て相手DFラインの背後を狙ったボールを蹴り込みながらチャンスをうかがう。11分にはCKのこぼれ球を拾ったテディ・テウマが右足の強烈なシュートを放つと、伊東と中村も両サイドで起点を作り、何度か相手ゴール前に迫っていく。対する町田は比較的高い位置からプレスを敢行しつつ、攻撃時にはミッチェル・デュークとオ・セフンに長いボールを供給。12分には左からカットインした芦部晃生が惜しいシュートを放った。 スタッド・ランスがやや押し気味に試合を進めていたなかで迎えた29分、カウンターの流れで右サイドを駆け上がった伊東がボックス内へラストパスを供給。ディフレクトしたボールがゴール前に走り込むオマー・ディアキテのもとへ渡り、距離を詰めたGK谷晃生を越すループシュートでネットを揺らした。44分には中央に絞った中村が後方からのパスを収め、ボックス内左へ走り込む味方へ展開。しかし、強烈なシュートはGK谷が好セーブを披露し追加点を与えない。 何度か相手ゴール前に迫るシーンを作った町田だったが、決定的なシュートは放てず。前半はこのまま0-1で折り返した。 後半の立ち上がりは両チームがチャンスを作り合う展開に。スタッド・ランスは52分にディアキテが強烈なシュートでGK谷を強襲すると、その直後には中村が左からカットインしてフィニッシュに持ち込む。対する町田は55分、高い位置を取った望月ヘンリー海輝が低い弾道の強烈なシュートを放ったが、GKイェファン・ディウフのセーブに阻まれ、惜しくも同点とはならなかった。 その後は両チームともに大幅にメンバーを入れ替え。70分には伊東と中村もピッチを後にした。78分、スタッド・ランスは途中出場のアミン サラマが味方の絶妙なスルーパスに抜け出し敵陣ボックス内へ。最後は強烈なシュートをゴール上部に突き刺し、リードを2点に広げた。町田は終盤にかけて途中出場のエリキやバスケス・バイロンを起点にチャンスを作るも、相手GKの好セーブもあり追撃の1点を奪えず。試合はこのまま0-2で終了した。 この後、スタッド・ランスは8月3日に兵庫県の『ノエビアスタジアム神戸』にてヴィッセル神戸と対戦する。 【スコア】 FC町田ゼルビア 0-2 スタッド・ランス 【得点者】 0-1 29分 オマー・ディアキテ(スタッド・ランス) 0-2 78分 アミン サラマ(スタッド・ランス)
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