【毎日書評】できる人は当たり前にやっている。仕事をスムーズに進める3つのルール
努力を他人に見せない
本当に仕事ができる人になりたいなら、仕事をしていることを他人に見せないことが大切。たとえば、毎日明け方近くまで仕事をしていたとしても、そんなことはおくびにも出すべきではないということです。 とはいえ、それはなかなか難しいことでもあります。 では、どうすればいいのでしょうか? この問いに対して著者は、「がんばって仕事ができる人になるしかない」と述べています。学び、勉強し、経験を積む。知識を蓄え、本を読み、質問をして、仕事のすべてを自分のものにすることが重要なのだと。 ・仕事の期限の延長は絶対に頼まない。 ・仕事が自分の手に負えないということを認めてはいけない。 ・仕事が大変だとグチや文句を言わない。 ・できないものはきっぱり断り、仕事を抱えすぎない。 ・必死な姿を見せず、効率を上げ、負担を減らす方法をつねに考える。 (25ページより) こうした努力をしながら力をつけて初めて、あたかも努力をしていないかのような、クールかつ気楽なイメージを演出することができるわけです。(24ページより)
控えめに約束し、約束以上の仕事をする
水曜までにできるとわかっているなら、必ず金曜までに仕上げると言おう。1週間でできるときは、2週間と言おう。これはウソをついているのではない。ただ慎重な態度をついているだけだ。 この行動パターンが周りにも気づかれたら、堂々と認めてしまおう。ただ「不測の事態を計算に入れているからだ」と説明すればいい。それで文句を言う人はいないはずだ。(30ページより) このルールの最初の半分は、「控えめに約束する」ということ。そして残りの半分は、「約束よりもいい結果を出す」こと。ちなみに後者のほうがとくに大切。つまり、「約束以下の仕事はしない」ということこそが、守らなければならない鉄則だということ。たとえ徹夜したとしても、期限は必ず守り、できると口にしたことは必ずやる必要があるのです。(30ページより) 本書を活用していくうちに、自分にとって助けになるルールを自在に使いこなせるようになるだろうと著者は述べています。すっかり習慣になったルールが、どんどん増えていくだろうとも。人生をよりよいものにするために、参考にしてみる価値はあるかもしれません。 >>Kindle unlimited、2万冊以上が楽しめる読み放題を体験! Source: ディスカヴァー・トゥエンティワン
印南敦史