「テレビ局」と「Netflix」アメリカではどちらがより多くテレビで視聴されている?
■「FAST」の流れは日本にも波及する? ・テレビ局の総合編成的な番組作りの「退屈さ」 ・VODの「ユーザーに求める能動性の大きさ」 ・VODの「広告ビジネスとの若干の相性の悪さ」 という欠点を埋める可能性があるのが「FAST」です。2024年現在はNetflixに代表されるVODサービスが世界的に見ても人気ですが、徐々にVODは「FAST」へと移行していく可能性があります。 つまり『テレビ局』『VOD(※主に有料サービス)』『Rokuに代表される「FAST」』という三つ巴の形で、テレビ視聴時間のパイの奪い合いはアメリカで過熱するでしょう。 実はこの流れは「日本」にも一部波及しています。その代表格が「ABEMA」であり、特にFIFAワールドカップカタール2022の中継をきっかけに、ABEMAをテレビで視聴する習慣が身についた方も中にはいるのでは。 ABEMAを筆頭とする「コネクテッドTVでの視聴とFASTのモデルを前提に、配信事業へと乗り出す事業者」が国内でも次第に増え始めるかもしれません。アメリカのようにテレビ視聴の内訳の「40%弱」がストリーミング視聴という時代が、日本にも訪れる日はそう遠くないのかもしれませんね。
オトナライフ