オリックス・岸田監督「すごくいい競争になる」リードオフマンの台頭を望む
オリックス・岸田監督が、リードオフマンの台頭を望んだ。昨季は福田の46試合を筆頭に1番打者として12選手が起用されるも、シーズンを通して固定することができなかった。 新指揮官は、ドラフト1位・麦谷(富士大)が仮契約後に「切り込み隊長になれるのが好き」と意欲を示したことを耳にすると、「面白そうですね、それは」と笑みを浮かべた。大学時代は3年まで1番打者を務め、俊足と長打力を兼備。適正は十分ある。当然、福田、中川らも候補として名が挙がるだけに、「経験ある選手もいますもんね。すごくいい競争になるんじゃないですか」と、切磋琢磨(せっさたくま)を待ち望んだ。 昨季はチームとしてリーグ最少の「61」にとどまった、盗塁数の増加もテーマとして掲げている。「改善ポイントの一つだと思いますけどね。(秋季)キャンプでも走塁のところを見直して、練習をやってくれていたので。もうちょっと走れたらいいかもしれないですね」。杉沢や渡部、茶野といった若手外野手の名を自ら挙げ、「一枠使う。足が速いというより、うまさと勇気が大事。果敢に攻めていってもらえれば」と代走・守備固めの“スペシャリスト”強化も図る。 (阪井 日向)