開催国ドイツとの大一番を控えるスペイン ニコ・ウィリアムズが代表監督への全幅の信頼を強調 「彼は僕をたくさん助けてくれた」
優勝候補が激突
EURO2024において、ここまでの戦いぶりから見ても事実上の決勝戦との呼び声が高いスペインとドイツの対戦がベスト8で実現する。今大会のウィングのポジションにおいてトップクラスのパフォーマンスを披露しているニコ・ウィリアムズがこの対戦に向けて意気込みを語った。『MARCA』が伝えている。 [動画]EURO2024スペイン対ジョージア戦ハイライト 「今大会を全体的に見ても、我々はEUROで最高のチームだと思う。個のネームバリューで見たらフランスの方が優れているかもしれないが、チームとして見たら負けていないと思うよ。僕たちは全てのチームにとってのライバルであり、我々のようなチームは存在しない」 イェンス・レーマン氏の「体は小さくて経験の浅いチーム、基本的にユースチームのようなもの」という物議を醸したスペイン評に反論した形だ。 アスレティック・ビルバオでの昨シーズンの活躍に続いてEURO2024で華々しい活躍を続けているニコ・ウィリアムズは「ずっと挑戦してみたかったEUROの舞台でプレイするチャンスを得ているし、今の調子を続けてさらに上積み出来ることを願っている」と更なるステップアップへの野心を覗かせた。 また、対戦相手のドイツに関して、「彼らのプレイが大好きだ」とした上で「クロース、キミッヒ......何と言ったらいいか。 最終的には準決勝に進出するために、できる限り対抗するつもりだ」と対策に集中しているという。 この試合の注目ポイントとして挙げられるヨシュア・キミッヒのマッチアップについて尋ねられた際、ニコ・ウィリアムズは次のように語った。 「彼との対戦は本当に楽しみだし、自分のプレイに経験を加え、上手く戦って準決勝に残れるようにしたい。コーチは、彼がどのような方向性を示し、どこを攻めればいいのか、彼のウィークポイントはどこなのかを知るための指針を与えてくれたが、今のところ、あまりビデオを見ていない」 加えて、ニコ・ウィリアムズは現在のスペイン代表において指揮官のルイス・デ・ラ・フエンテの存在の大きさを強調している。 「彼は僕をたくさん助けてくれたコーチだ。 僕の潜在能力を引き出してくれたんだ。周囲からはそうは見えないかもしれないけれど、彼は性格が素晴らしい。 怒るときは怒るし、 誠実で透明性があり、野心家でもある。 そして明確なアイデアを持っている。僕たち全員のためにこのチームで何を行うかを常に考えてくれていることに、正直に感謝したいと思っている」 スペイン対ドイツの注目の対戦はニコ・ウィリアムズとキミッヒのマッチアップは勿論のこと、両チームの指揮官がどのような策を用意しているのかも重要なポイントと言えるだろう。