【安達祐実さんインタビュー】映画『三日月とネコ』が大人に刺さる!「この3人の、傷を舐め合うような関係も何かいいな」
原作コミックを泣きながら読んだ
原作コミックを読まれた方はご存知の通りですが、未読のまま観た私(LEEの漫画担当、編集やまみさんに怒られそうですね笑)は、この映画を舐めてました! こんなにも刺さって、ジワジワ来ちゃうとは。もちろん癒されもしますが、単なる“癒し映画”にあらず。もっとずっと深くて、心の襞に分け入ってくるような、観る人に寄り添う優しい映画『三日月とネコ』。原作コミックを「泣きながら読んだ」という主演の安達祐実さんに、本作のステキさをお話しいただきました! ●安達 祐実 1981年9月14日、東京都出身。2歳で芸能界デビュー。子役としてドラマ『家なき子』(94)に主演し、一躍国民的な人気に。以降、第一線でキャリアを積む。近年の主な映画出演作に、『零落』(23)、『アイスクリームフィーバー』(23)、『春画先生』(23)。舞台に『ボイラーマン』(24)。現在、主演ドラマ『愛してるって、言いたい』が放送中。近年は、アパレルブランド「虜」、コスメブランド「Upt」のプロデュースも手がける。 予想をはるかに超えて心に刺さるステキな映画でした。安達さんが本作に参加された理由、惹かれたポイントを教えてください。 「実は私、これまでダーク寄りというか少し偏った作品への出演が多く、こんな風に“あったかい気持ち”になれる作品って珍しいな、と。ちょっとホッとするような、ほのぼのする作品をやってみたい、という気持ちがまず湧きました。それから原作を読ませていただいたら、本当に素晴らしくて。これを映画にするのか、すごくいいな、ぜひ参加したいと思いました」 結果、“参加して良かった~!!”となりましたね。 「実は私、関係者が多く出席している試写で1度だけ観たのですが、皆さんがどう観てくれるのかドキドキして、落ち着いては観られなかったんですよ(笑)!! ただ原作コミックは、本当に泣きながら読みました。すごく刺さって、胸を突かれて、でも温かい何かで包まれて。私は子供の頃から小説など、物語を文字で読むことが多く、漫画を読む生活を送って来なかったのですが、これは本当に“素晴らしい漫画だな”と思いました。だから、そういう温かいものが映画にも出るといいな、と思いながら現場で作っていきました。今、映画が良かったと聞いて、本当に嬉しいです!」