冷凍庫から食材を入れれば鍋料理が完成!? プロが伝授する「白菜、きのこ、お肉の上手な冷凍テクニック」
冬の食卓のお助けメニューと言えば「鍋料理」。食材を切って煮込むだけで、栄養バランスの整った1品ができるなんて最高! 最近は市販のおいしい鍋スープもたくさんあるので、さらに簡単に、飽きることなく楽しめますよね。しかし実は、その鍋料理をもっと時短で作れるワザがあるんです! 【写真9枚】お鍋のスタメン食材たちをおいしく冷凍する方法を写真で見る!旨みが増したり、短時間で味染みがよくなったりとメリットいっぱい! 冷凍食品のプロ「ニチレイフーズ」直伝、鍋料理でよく使う食材を使いやすく&おいしく冷凍するテクニックをご紹介します!
【食材その1】肉類をおいしく&使いやすく保存するには?
買ってきたトレイのままで冷凍するのはNG! 肉の内部から出てくる「ドリップ」は、肉から染み出た水分、たんぱく質、うま味成分が含まれており臭みの原因になるため、キッチンペーパーでドリップを拭き取ってから冷凍します。 また、おいしさをキープするにはできるだけ「急速冷凍」する必要があります。なるべく薄くなるように冷凍用保存袋に入れ、アルミやステンレスなど金属製のトレイの上にのせてから冷凍庫へ入れましょう。 程よく脂がある鶏もも肉は、鍋以外にも唐揚げ、蒸し鶏など調理のバリエーションが広いので冷凍しておくと便利。鶏もも肉1枚を2等分に切り、厚みが均等になるように包丁で開いてからMサイズの冷凍用密封保存袋に入れて冷凍します。
【食材その2】白菜は炒めてから冷凍
鍋用野菜としてまず浮かぶのは白菜。白菜は野菜室でも場所を取るので、冷凍できると助かります。切ってそのまま冷凍する方法もありますが、食感をキープするには、ひと手間かけて「炒めてから冷凍」するのがおすすめとのこと! 白菜をしんなりするまで炒めたあとよく冷まし、使いやすい量ずつラップに包んで、冷凍用保存袋に入れて冷凍します。冷凍した白菜は鍋や味噌汁に凍ったまま加えてOK!
【食材その3】長ねぎは長いまま冷凍して風味をキープ
使いやすいよう刻んで冷凍する……のかと思いきや、長いまま冷凍するのがおすすめだそう。長ねぎの香りのもととなるほか、殺菌・抗菌などの働きがある「アリシン」という成分が飛ぶのを防ぐことができます。袋に入る長さに切ったらラップで包んでから冷凍用保存袋へ。 調理前に解凍すると水分が出てしまい、旨みも逃げ出してしまうので、凍ったまま加熱調理に使いましょう。特に青い部分は一度冷凍して細胞を壊すことで食感が良くなり、食べやすくなります。