冷凍庫から食材を入れれば鍋料理が完成!? プロが伝授する「白菜、きのこ、お肉の上手な冷凍テクニック」
【食材その4】しいたけはかさと軸に分けて冷凍
きのこ類は冷凍することでうま味がアップするので、積極的に冷凍保存を! 冷凍したしいたけのかさ部分は、冷凍庫から出してすぐ調理に使えます。冷凍したしいたけは味がよくしみこむので煮物や炊き込みごはんにもおすすめ。 捨ててしまいがちな軸は、実はいちばん香りが強く、おいしく食べられる部分。捨てずに料理に活用しましょう。 洗うと風味が落ちるので、気になる汚れはキッチンペーパーで拭いて落とします。石づき・軸・かさに切り分け、石づきは取り除きます。かさはそのまま冷凍用保存袋に、軸はラップに包んでから袋に入れて冷凍しましょう。
【食材その5】えのきは水分が大敵!小分け冷凍に
えのきはとにかく水分に弱い食材なので、冷凍時と解凍時になるべく水分が出ないようにするのがコツです。洗ったり、加熱したりせずにそのまま冷凍します。生のまま冷凍すると細胞壁が壊れて、旨み成分が出やすくなるというメリットも。 根もとを切り落とし、小分けにしたものをひとかたまりにつき1枚の冷凍用保存袋に入れて冷凍します。全量をまとめて1袋に入れ、少量ずつ使っていく方法だと、一部分を使うときに残りのえのきだけが半解凍されてしまい、旨みが逃げてまずくなる原因になってしまいます。
【食材その6】大根は冷凍すると短時間で味がしみる!
煮るのに時間がかかる大根。輪切りにしてから冷凍すると、繊維が壊れるので、下ゆでしなくても短時間で味が染みるようになります。 おでんのときなどぜひお試しください。 また、大根おろしはまとめてすりおろして冷凍しておくと楽ちん。空気を抜いて冷凍用保存袋で保管すると、食感や味の変化はほぼなく、生のときと同じように使えます。 料理の工程では、メインの煮たり焼いたりの作業より、実は材料を揃えて切るまでの方が時間がかかって大変ということが多いもの。まとめて下処理した食材が冷凍庫にストックしてあれば、鍋料理に限らず「味噌汁に野菜が足りないな」「焼き魚に大根おろしが欲しいな」というときも冷凍庫からサッと出して使えるのでとっても便利。売り出しで野菜が安く手に入ったときなど、ぜひおいしいうちに冷凍して、時短調理をかなえましょう。 ニチレイフーズが発信する人気WEBサイト「ほほえみごはん(R)」では、ホームフリージングのテクニックや市販の冷凍食品の活用アイディアなど、食に関する様々な情報を掲載しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。 【取材協力】ニチレイフーズ
kufura編集部