今年のトレンドを大調査 2025年注目すべきグリーンはこれだ!
2025年は、個性的でユニークな観葉植物が続々登場! 『趣味の園芸』2025年1月号の「インドア栽培 AtoZ」では、熱帯植物栽培家の杉山拓巳さんが、市場に出始めたばかりの希少なものや、今年発売が予定されている新しい種類から飾って美しく、育てて楽しいニューフェイスを紹介してくれました。1月号より、一部を抜粋してお届けします。 みんなの観葉植物の写真 上の写真は、アロカシア'フライング・スクイッド'。長くすらっと伸びた赤い葉柄と、変形した葉がまるでイカのようで、おもしろい種類。定番のインドアプランツにも、葉の変化にこだわった新品種が次々に生まれています。
エピプレムヌム「テルノシリーズ」から新品種が登場!
「テルノシリーズ」は愛知県の生産者・伊藤輝則さんが育種したエピプレムヌム(流通名ポトス)の品種で、世界的にも熱い視線を集めています。今年登場する、個性的な品種の一部がこちら!
'テルノ・トラサン' トラの毛のような模様だからトラサン! ライムポトスから生まれた巻き葉の品種'テルノ・サンシャイン'の枝変わり。黄色と緑色の虎斑が入る。
'テルノ・グレース' 葉の表裏に細かな凹凸のできる羅紗(らしゃ)葉の'テルノ・リンダ'の枝変わりで、マーブル模様が入ったもの。
優れた種類も入手が容易に
コロナ禍でふえた、おうち時間。世界中でインドア植物の人気が高まりました。なかでも大ブームとなったのがアロイド(サトイモ科の植物)です。特に斑入りのモンステラが1株数百万円を超えて話題を集めたこともあり、葉の形がおもしろいもの、斑入りの美しいものが、改めて注目されるようになりました。 世界的に需要が高まったせいで、一部の優れた種類が多く生産され、入手しやすくなったのが昨今のトレンド。2025年も、見逃せない品種が続々と登場してきます。 ●連載「インドア栽培 AtoZ」 気軽に植物を暮らしに取り込もうと、室内で植物を育てたいという園芸ファンが多くなりました。熱帯植物栽培家の杉山拓巳さんが、さまざまな植物を室内で育てるためのテクニックを毎月紹介します。 杉山拓巳(すぎやま・たくみ) 熱帯植物栽培家 愛知県で熱帯植物の生産を行う。ビカクシダをはじめ、ティランジアやアンスリウム、ホヤなどに造詣が深く、育種も手がける。SNSで栽培に関する情報を発信中。著書に『観葉植物 パーフェクトブック』『12か月栽培ナビNEO ビカクシダ』(NHK出版)など。 『趣味の園芸』2025年1月号 インドア栽培 AtoZ「今年のトレンドを大調査 注目すべきグリーンはこれだ!」より