「お風呂の残り湯で洗濯する」という話を聞きましたが、あまりイメージが湧きません。「節約」のため、具体的な内容を教えてください!
お風呂の残り湯で洗濯するメリット
お風呂の残り湯で洗濯するメリットは水道代の節約が思い浮かぶでしょう。以下では、どのくらい節約になるのかと、節約以外のメリットを解説します。 ■節約になる お風呂の残り湯を使えば水道代はその分かからないので、節約になります。8キロの縦型全自動洗濯機の場合、1回の洗濯でかかる水道代は24.8円です。一方、残り湯を使えばおよそ5.9円で済みます。 毎日洗濯した場合、1ヶ月を30日として計算すると、かかる費用は通常だと744円ですが、残り湯を使うと177円と567円の節約になります。ちなみに365日で計算すると約7000円近くの節約になるため、残り湯で洗濯すると水道代をかなり抑えることができます。 ■汚れが落ちる 節約以外では、汚れを落とす効果に期待ができます。入浴後だと40度前後の場合が多いでしょう。汚れは水よりもお湯の方が落ちやすいため、洗濯効果を高めることができます。温かいうちに利用した方がいいので、入浴直後に洗濯するのがおすすめです。
お風呂の残り湯で洗濯するデメリット
残り湯を使うと節約や汚れを落とす効果がありますが、デメリットもあります。具体的に解説します。 ■色落ちする 残り湯での洗濯は汚れが落ちやすくなりますが、洗浄力が高いため色落ちする可能性があります。デニムや色の濃い衣類は色落ちしやすいため、残り湯を使う際は注意しましょう。 ■洗濯物が傷む 洗濯する素材によっては、衣類が傷む可能性があります。ナイロンやポリエステルは熱に弱く、洗うと衣類が縮んだりすることがあります。洗濯前に素材を確認して、傷みが気になる場合は水で洗濯するようにしましょう。
デメリットを理解した上で利用しよう
残り湯での洗濯は、家庭内でも取り入れやすく簡単に節約ができる方法です。特に洗濯回数が多い家庭は、残り湯を使えばかなりの節約になるでしょう。上記で解説した通り、残り湯での洗濯はデメリットもあるので、場面に応じて使い分けるようにしましょう。 出典 東京ガス お風呂の残り湯は温かいうちに洗濯に利用 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部