【ヤクルト】山野太一、1球に泣いて3敗目「一番大事なところで甘く入ってしまった」
<巨人3-0ヤクルト>◇5日◇岐阜 ヤクルト山野太一投手(25)が1発に泣いた。 5回、2死から連打で一、三塁のピンチを招くと、巨人の4番岡本和に初球の真っすぐを右翼席へ運ばれた。今季の白星は6月12日のソフトバンク戦で挙げた1勝のみ。約3カ月ぶりの勝利を目指したが、5回3失点で3敗目が付いた。 「一番大事なところで甘く入ってしまった。逆球いってしまって、ホームランだけを、長打を気を付けようと思って入ったんですけど、自分の技術不足が。厳しくいけばよかったって、すごい後悔があります。失点の仕方が毎回同じ。簡単にホームランを打たれて大量失点という形なんで、そこを見つめながらやりたい」と反省した。 岡本和は初回の第1打席も、3回の第2打席も初球を振ってきていた。高津臣吾監督(55)は「全部無駄になっちゃったね。あの1球で。わざわざ投手コーチに『初球、気を付けろ』と言わせに行かせて、配球もコントロールもミスしたわけなので。投手コーチもバッテリーコーチもご立腹じゃないですか。悔しいですね。僕が悔しいですね」と厳しかった。 打線は初回先頭の西川遥輝外野手(32)の右前打のみで、1安打に封じられた。連勝は2で止まった。