好調・鎌田大地も決定機演出!ラツィオ、CL出場に望みつなぐ勝利…5位と暫定1p差に
セリエAは12日に第36節が行われ、ラツィオはエンポリと対戦した。 35試合を終えて勝ち点56を稼ぎ、7位に位置するラツィオ。来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内である5位アタランタ(1試合未消化)4ポイント差であり、残り3試合での逆転を目指して勝利が必須の一戦に臨んだ。なお、トゥドール監督の信頼を勝ち取った鎌田大地は、監督交代後リーグ戦7試合連続の先発入りを果たしている。一方の17位エンポリは、降格圏の18位ウディネーゼと2ポイント差の状況。こちらも負けられない大一番となった。 【順位表:セリエA】熾烈な欧州カップ戦争いの状況は? ホームの声援を受けて前に出るラツィオは、11分にボックス内へ飛び出した鎌田がチャンスメイク。相手ボックス付近まで侵入するシーンを増やしていく。24分には鎌田のラストパスからインモービレが決定機を迎え、その直後にもインモービレがボックス内でビッグチャンス。しかし、次第にエンポリのカウンターやセットプレーに手を焼く場面も増えると、35分には自陣でのボールロストからこの試合最大のピンチを迎えたが、カプートのシュートはGKマンダスがファインセーブで防いだ。 その後、ラツィオは38分にスルーパスに抜け出したインモービレがチャンスを迎えるもGKに阻まれる。それでも前半アディショナルタイム、ザッカーニのCKからパトリックが飛び込んで先制点。大きなリードを手にし、前半を折り返す。 後半に入ると、ビハインドを背負うエンポリが攻勢。自陣に押し込まれる時間が続いたラツィオは、65分にフェリペ・アンデルソン、ゲンドゥージ、インモービレに代えてロベッラ、ベシーノ、カステジャーノスを投入。3枚替えで状況の打開を図る。この選手交代で鎌田はポジションを一列前に上げた。 ラツィオは71分、鎌田が積極的にシュートを狙うがGKが正面でキャッチ。その後は再びエンポリに苦しめられたものの、必死のディフェンスで失点は許さない。88分には鎌田がベンチに下がり、スタンドからは拍手も送られた。89分にはベシーノがダメ押しの追加点マークし、そのまま2-0で勝利を収めている。 この結果、ラツィオは勝ち点59に到達。残り2試合で5位アタランタと1ポイント差まで迫り、来季のCL出場権獲得に望みをつないでいる。