ユーロ2024最高額の国はどこだ!? 市場価値ランキング11~20位。最強のタレント軍団は?【ユーロ2024】
欧州王者を決めるEURO2024(ユーロ2024)が開幕した。4年に1度行われるこの大会では、世界的なスター選手から将来を嘱望された若手選手まで、様々なタレントがプレーする。今回は、この大会に出場する24か国の全メンバーの総市場価値をランキング化して紹介する。※データは6月13日時点 【グループリーグ順位表】ユーロ2024(EURO2024) 組み合わせ
20位:ジョージア代表 監督:ウィリー・サニョル FIFAランキング:75位 総市場価値:1億6105万ユーロ(約257億6800万円) 最高額選手:クヴィチャ・クワラツヘリア(8000万ユーロ/約128億円) 今大会の参加国の中ではFIFAランキング最下位のジョージア代表が20位にランクイン。唯一の初出場国で、総市場価値1億6105万ユーロ(約257億6800万円)のチームを率いるのは現役時代にバイエルン・ミュンヘンで数々のタイトルを獲得し、フランス代表でも右サイドバックとして活躍した実績のあるウィリー・サニョル。ジョージアという小国をユーロ(欧州選手権)初出場に導いたその手腕にも注目が集まる。 ジョージア代表でもっとも有名な選手としては、昨季ナポリのセリエA優勝に大きく貢献したFWクヴィチャ・クワラツヘリア(8000万ユーロ/約128億円)が挙がる。ナポリの英雄マラドーナにちなんでクバラドーナとファンから呼ばれるほどの活躍はサッカー界に大きな衝撃を与えた。 クワラツヘリアがチームの攻撃を引っ張る一方、守備のキーマンはGKギオルギ・ママルダシュヴィリ(3500万ユーロ/約56億円)になる。バレンシアのゴールマウスを守るこの守護神は、バレンシア加入後の3年間で市場価値を約10倍以上にしている。まだ23歳と若く、将来的にビッグクラブに引き抜かれる可能性は十分にあるだろう。 クワラツヘリアのようなダイヤの宝石が他にも眠っていたら、ジョージアの未来は明るいものになる。
19位:ハンガリー代表 監督:マルコ・ロッシ FIFAランキング:26位 総市場価値:1億6545万ユーロ(約263億7200万円) 最高額選手:ソボスライ・ドミニク(7500万ユーロ/約120億円) 前回大会ではフランス代表、ドイツ代表、ポルトガル代表というまさに死の組と呼ぶに相応しいグループステージで最下位で終わったハンガリー代表が19位。それでも、ポルトガルにこそ敗れたものの、フランス代表とドイツ代表に引き分ける粘り強い戦いぶりは記録に新しい。 そんなハンガリー代表でキャプテンを担うのが23歳のMFソボスライ・ドミニク(7500万ユーロ/約120億円)。なんとチームの総市場価値である1億6545万ユーロ(約263億7200万円)の約半分はこの若者のものとなっている。ピッチを縦横無尽に走る姿と右足から繰り出される強烈なミドルシュートは、所属先のリバプールではかつてのスティーブン・ジェラードを彷彿とさせ、8番を継承している。 他の選手に目を向けるとミロシュ・ケルケズ(2000万ユーロ/約32億円)は今大会でブレイクが期待される20歳の選手。所属先のAFCボーンマスでは4バックの左サイドバックを担当しているが、代表では左ウイングバックに入ることが多く、彼の持ち味である攻撃面がより発揮されている。90分間走り続けるスタミナとアウトサイドとインサイドを巧に使いこなす器用さでソボスライとともに左サイドから相手ゴールに迫る。 前回大会同様、強固な守備からのカウンターというスタイルがこの4年間でどこまで完成度を高めているかが鍵となりそうだ。