マイネルグロン12秒9、連覇へ「復活」仕上げ 「去年の九分出せれば勝てる」/中山大障害
<中山大障害:追い切り> 21日の中山大障害(J・G1、芝4100メートル)で連覇を目指すマイネルグロン(牡6、青木)が仕上がった。 最終追い切りは坂路単走で4ハロン55秒0、40秒6-12秒9を計時。名障害馬オジュウチョウサンと比べても遜色ない実力を認める石神深騎手は「脚元は安定している。去年の九分ぐらい出してくれれば間違いなく勝てる」と強気に言い放った。2着ニシノデイジーに10馬身差をつけた1年前の再現を狙う。 春の中山グランドジャンプは単勝1・1倍に支持されたが、道中なかなかスピードが乗らずに6着に敗れた。レース後、右前深屈腱炎が判明。主戦は「返し馬も異常なくてゲートを出るまでは何の不安もなかった。でも走り出してからは、あれっていう感じ。頭のいい馬なので危険を察知して加減したんだと思う」と振り返る。半年休養して平地を1度たたいて臨む今回は、王者復活を期して挑む。