中国地方 3連休は梅雨空 来週中頃は季節前進 梅雨明けが迫る
明日13日(土)から15日(月)の3連休は、梅雨前線が西日本に停滞するため、中国地方はくもりや雨の天気でしょう。その後、天気が次第に持ち直し晴れ間が出る見込みです。来週の中頃は本格的な夏の足音が大きくなりそうです。
13日(土)~15日(月)の天気 局地的に雨脚強まるおそれ
13日(土)は多少晴れ間が出ますが雲が多く、午後を中心に雨や雷雨の所があるでしょう。 14日(日)は日中にかけて中国地方全般に雨が降る見込みです。15日(月)は雲に覆われ、午後を中心に雨が降るでしょう。なお14日(日)、15日(月)ともに、雷を伴い雨脚が強まる所もある見込みです。 これまでの大雨により、山口県や島根県で土砂崩れが発生している所は、少しの雨でも再び崩れてしまうおそれがあるため、特に注意が必要です。今後も天気予報は最新の情報を確認してください。 最高気温は30度前後の日が多く、日中は暑い見込みです。また山陽や山口県の沿岸部で熱帯夜が復活しそうです。日中はもちろん、夜も寝る前に水分を補給するなど熱中症対策を行ってください。
16日(火)以降の天気 梅雨明けのタイミングを迎える
16日(火)は梅雨前線や湿った空気の影響で雨が降り、午後は雷雨になる可能性があります。 17日(水)からは太平洋高気圧が北へ勢力を強めるため、各地とも晴れ間が出るでしょう。中国地方は17日(水)頃に梅雨明けになる可能性が高いです。 また来週の後半は、気温が各地とも平年より高くなる見込みです。気温が急に上昇して、熱中症のリスクが一段と高まるおそれもあります。室内でもエアコンを利用し涼しい環境で過ごすなど、熱中症対策は念入りに行いましょう。
熱中症予報のポイント
①日頃から体調管理を心がけましょう。時間を決めて、毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることで、体調の変化に気づくことにつながります。また栄養バランスのとれた食事や睡眠など普段から体調を整えておくことも大切です。 ②できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子を活用するのも効果的です。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。 ③暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、室温を確認しながら調節するとよいでしょう。なお換気を行う場合は、こまめに温度を再設定してください。 少しでも体調が悪いと感じたら、無理せず静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るようにしましょう。
日本気象協会 中国支店 古庄 栄子