「まずは必ず勝つこと」IBF世界バンタム級王者・西田凌佑が初防衛へ調整順調
IBF世界バンタム級王者の西田凌佑が11日、大阪市内の所属ジムで初防衛戦に向けて練習を公開した。同級14位のアンチャイ・ドンスア(タイ)との対戦をイメージし、ミット打ちなどで調整。「しっかりと仕上げられている。コンディションはとてもいい」と充実の汗を流した。 好調の理由は調整法にある。5月4日のエマヌエル・ロドリゲス(31)=プエルトリコ=に3―0で判定勝ちし、王座初奪取に成功。だが、「前回は減量がカツカツで、体重を落とすことしか考えられてなかった」と課題を残した。今回は、以前よりも水分を多めに取る減量法を導入。「やっぱり(水を)飲む方が元気。体のダルさがない」と、14日の前日計量に向けて経過は良好だ。 過去9戦全勝のうち、KOは1試合。「まずは必ず勝つことをしっかり意識して、その中でチャンスがあれば倒したい」と、2度目のKO勝利に意欲を示した。(南部 俊太)
報知新聞社