夏が旬なのにナゼ「冬」瓜?日本酒の冷酒に合うおすすめサラダを紹介!
毎週月曜日の『CBCラジオ #プラス!』では、思わず「今日これ食べよう!」と思える旬の食材を紹介します。7月29日の放送で、名古屋市中央卸売市場名古屋青果の久野さんがピックアップしたのは「冬瓜」です。そもそも夏の旬の野菜で「冬」の字が使われているのはなぜでしょうか? 火照ったカラダには冬瓜!?農家さん直伝のオリジナルレシピ!【食べるカラダWEEK】
夏が旬なのにどうして「冬」瓜?
熱帯アジア原産の瓜科の植物である冬瓜。 日本には5世紀ごろに伝わってきたとされる歴史のある野菜です。 夏が旬ですが、名前は「冬の瓜」と書いて冬瓜。 暑い時期に収穫された傷のない冬瓜を、日陰の風通しのいいところに保存しておくと、冬まで保存できることから呼ばれるようになりました。 出荷量1位は沖縄県、2位は愛知県ですが、沖縄での収穫は6月で終わるため、7月~8月の旬は愛知県です。中でも豊橋市は有名な産地で、渥美半島などでも栽培されています。
選び方のコツは?
冬瓜にはカリウムが多く含まれており、90%以上は水分でできているので、汗と一緒にカリウムが排出されて起こしてしまう夏バテ防止に効果があると言われています。またビタミンCも多く含まれており、低カロリーで健康的、夏にぴったりの野菜です。 カットされていない冬瓜は、全体的に緑色で重量感のあるものが美味しい証拠。カットしてあるものは切り口が白くて瑞々しく、種がよく詰まっているものを選んでください。 カットされていないものは冷暗で長期保存が可能です。 カットしてある場合はラップで包み冷蔵庫で保存し、早めに調理してください。
おすすめ冬瓜料理はサラダ!
久野さんおすすめの冬瓜料理は「冬瓜の梅ポン酢がけ」。 冬瓜の産地である豊橋市のおすすめ料理だそうです。 レシピ ① 冬瓜の皮を剥いてタネとワタを取り除き、薄切りにして約3分水につけておく。 ② 梅干しのタネを取り除き細かく刻み、ポン酢とよくかき混ぜる。(梅干しの代わりにチューブの練り梅でもOK) ③ 冬瓜を水からあげ、水分をよく取り、お皿に盛り付けて②をかけ、細切りにした大葉と鰹節をのせる。 水分たっぷりでシャキシャキの冬瓜と、大葉の香りと梅の酸味が漂い、食欲不振も吹き飛ばすような美味しさです。 番組パーソナリティの光山雄一朗アナウンサーも放送の前日に作って食べてみたところ、さっぱりしていて夏にぴったりだったそうです。簡単に作れることも利点にあげていました。 久野さんによると、相性のいいのは日本酒の冷酒。 久野「ガラスのおちょこに冷水を注ぎ、冬瓜の梅ポン酢がけを食べれば暑い夏を涼しく過ごすことができそうです」 ちなみに皮は捨てずに細く千切りにし、ごま油で炒めてきんぴらにすると美味しくいただけます。剥く時に5mmほどの厚めに切るとシャキシャキ感が出るのでおすすめです。 皮まで食べることができるのが冬瓜のウリでしょうか。 (ランチョンマット先輩)