お酒とジュースを交互に飲んで二日酔い対策!? 英栄養士も推奨する、お酒の飲み過ぎを防ぐ「ゼブラ・ストライピング」の3つの効果とは
お酒の飲み過ぎによる体の不調は、シンプルな方法「ゼブラ・ストライピング」で軽減できる。英国の調査会社KAM Insightがアルコールフリービールブランド『Lucky Saint』と共同で作成した最近のレポートによると、英国の飲酒者の約4分の1がゼブラ・ストライピングを実践し、この割合は特にZ世代において78%にまで達するという。 【写真】お酒を飲まなくなると体に起こること8つ パーティーや食事会の多い年末年始、お酒の席を賢く楽しむ方法について、イギリス版ウィメンズヘルスから学んでいこう。 ※この記事はイギリス版ウィメンズヘルスからの翻訳をもとに、日本版ウィメンズヘルスが編集して掲載しています。
ゼブラ・ストライピングとは?
ゼブラ・ストライピングは、アルコール飲料とノンアルコール飲料を交互に飲むことで、飲酒量を意識的にコントロールする方法。これにより、一晩を通して体内のアルコールを分散させ、飲み過ぎを防ぐことができる。 筆者も15年前、母から「ジントニックを飲む間に水を一杯挟みなさい。」とアドバイスを受けた記憶があり、この考え方自体は新しいものではない。しかし、多くの人が飲酒との向き合い方を見直すようになった近年、「ゼブラ・ストライピング」というキャッチーな名称で注目を集めているのだ。
ゼブラ・ストライピングのメリットは?
1. 血糖値の調整を助ける クック氏いわく、アルコール飲料とノンアルコール飲料を交互に摂取することで、肝臓が血糖値を安定させるのに役立つという。「アルコールは、血糖値を調節するホルモンであるグルカゴンの働きを阻害し、糖分の渇望やエネルギー低下を引き起こす可能性がある。ゼブラ・ストライピングの一環としてノンアルコール飲料を選ぶことで、これらの欲求を軽減し、夜を通じてより安定したエネルギーレベルを保てる。」と彼女は話す。 2. 過度の飲酒を防ぐ ピーコック氏は、祝祭シーズンにはパーティーやディナーで飲酒の機会が増加するため、アルコール摂取量を把握しにくくなる可能性が高いと指摘する。「ゼブラ・ストライピングは飲酒の間に自然な間隔を作り出し、ペースがゆっくりになることで、より意識的な選択を可能にする」と彼女は話す。「連続的に飲み続ける習慣を断つことで、飲み過ぎによる罪悪感を避けつつ、各ドリンクをしっかり味わうことができる」 3. 睡眠の質の改善 アルコールを定期的に飲むと、睡眠の質に悪影響を及ぼし、疲労感やだるさを感じることがある。クック氏は、「これはアルコールが睡眠サイクルを乱すためだ。」と説明する。「アルコールは睡眠パターン、とくに重要なレム睡眠段階を乱し、睡眠の質を低下させる。ゼブラ・ストライピングによって全体的なアルコール摂取量を減らすことは、この妨害を抑えるのに役立つ。夜にノンアルコールの選択肢を取り入れることで、より回復力のある睡眠を得られ、翌日のエネルギーレベルや集中力の向上にもつながる。」