鈴木県政になって初の「知事・政令市長会談」静岡県内の課題を共有
鈴木県政になって初めてとなる「知事・政令市長会議」が開かれ、静岡が抱える課題について共有されました。 午後4時半ごろ、静岡市内のホテルに顔をそろえたのは鈴木知事と静岡市の難波市長、浜松市の中野市長です。 持ち回り制のため、今回の冒頭のあいさつは難波市長から・・・。 静岡市 難波喬司市長 「問題が山積しているが、解決のためには県と市の連携が本当に大事になるので、しっかりと意見交換をしてより良い方向に持っていければと思う」
川勝知事時代は
鈴木県政下では、初めての開催となる“トップ三者会談”。 もともとは川勝前知事の時代に始まり、「G3(ジー・スリー)サミット」とも呼ばれていました。 川勝平太知事(当時) 「静岡市は政令市としては失敗事例」 静岡市 田辺信宏市長(当時) 「看過できないのは、知事は失敗と断じた。知事は静岡市政に口を出し過ぎている」 知事と近しい権限を持つ政令市のトップによるハイレベルの協議が本来の目的でしたが、必ずしもそうはならず、逆に火種を生むことも…。
今回は和やかに
当時は浜松市長の立場で参加していた鈴木知事。 11日は、力を入れているスタートアップ支援や静岡が抱える課題について県のトップとして意見を共有。 会談は1時間ほどで終了しました。 浜松市 中野祐介市長 「きょうはこうして時間をとって議論ができたのは意味があった、意義深かったと思う」 静岡市 難波喬司市長 「(こういう会は)作ってきた原稿を読み終わって『以上終わり』みたいなのが多いんですけど、きょうはそういうのが一切なく、本当に自分の考えを自分の言葉で語り意見交換をするという、非常にいい会だった」 鈴木康友知事 「非常に和やかに、有意義な、限られた時間ではあるが議論ができたと思う/今後もしっかり両政令市と連携しながら県政発展に取り組んでいきたい」