「あんな高額払う価値あるの?」 今はネット予約も簡単なのにゴルフ場の“メンバー”になるメリットってなに?
ラウンド数が多い人にとってはお得なプレーフィー
近年ではネットでの一人予約だけでなく、月額定額で提携ゴルフ場を利用できるサブスクサービスも出てきています。ゴルフ会員権を所有していなくても、自由で手軽なゴルフライフを送れる環境が整ってきているといえるでしょう。 【写真】雄大な眺めが打ち下ろしの醍醐味!? 「超打ち下ろし」があるゴルフ場5選
そんな中、ゴルフ会員権を購入し、名義書換料や年会費といった諸経費を支払ってまで、ゴルフ場のメンバーになるメリットはあるのでしょうか。 結論からいうと「メリットはたくさんある」といえるでしょう。一つ一つ見ていきます。 まずは「お得感のあるプレーフィー」です。だいたいのゴルフ場では、メンバーになると、365日いつでもリーズナブルな料金でラウンドできます。 例えば筆者のメンバーコースでは、ビジター料金は平日1万円~/土日祝1万8000円~という設定ですが、メンバー料金は6670円で固定。土日祝にラウンドすると、お得感がかなり増します。 また、1年に1回利用できるバースデー割引も用意されていて、メンバーは2000円、同伴者は平日 7000円/土日祝 1万2000円 でラウンドできます。 その他、ほとんどのゴルフ場でメンバー優先枠が設けられているので「予約が取りやすい」点もメリットの一つに挙げられるでしょう。
上達できる環境がそろっている
ゴルフ場のメンバーになるメリットは「スキルアップ」という側面からも大きなものがあります。 メンバーは一人でも気軽に予約可能なので、他のメンバーとの組み合わせでラウンドすることも増えるでしょう。時にはシングルプレーヤーと同組になるなんてこともあるでしょう。その人と一緒にプレーするだけでもスキルアップにつながるはずです。 「オフィシャルハンディキャップを取得できる」ことも大きなメリットです。多くのゴルフ場では、アテスト済みのスコアカードを3~5枚ほど提出すると、ハンディキャップを発行してくれます。ハンディキャップは「現時点でのゴルフの実力」を客観的に把握できるだけでなく、上達へのモチベーションにもつながるでしょう。 ハンディキャップがあれば、ゴルフ場が毎月開催している「月例」と呼ばれる競技会にも参加することができます。OKパットがなく、完全ホールアウトという形で実施される月例では、仲間同士のラウンドにはない独特の緊張感の中で、ゴルフを楽しむことができます。 最後に「ゴルフ仲間の輪が想像以上に広がる」点を実感として挙げておきます。メンバーになっている人は例外なくゴルフが好きで、少しでも上達したいと考えている人ばかりなので、話題が尽きることはありません。 ゴルフという共通の趣味は、年代や性別、職業、仕事上の肩書といった壁も越えてくれます。時には、ゴルフを離れた付き合いにまで発展することもあるでしょう。交友関係が縦にも横にも広がると、人間としての幅も自然と広がってくるはずです。 文/のぐち まさひろ ゴルフとサウナと愛犬をこよなく愛するライター&ディレクター。20年ほど従事したクルマ系メディアの編集者からフリーランスになり、これから何をしていこうか色々と妄想中。ホームコースは「南総カントリークラブ」で、オフィシャルハンデは「8.1」。
ピーコックブルー