角田大和騎手、2025年年男の誓い 弟・大河さんの死去乗り越え決意「もっと結果残す」
未来だけを見据える。年男の角田大和騎手(23)=栗・角田=は「辛いことがあったけど、それはそれ。自分自身は昨年、全然思うような成績ではなかった。もっと結果を残したい」と決意を語った。 同じJRAの騎手として切磋琢磨していた弟・大河さんが昨年8月に死去。「亡くなったことを知った次の日、自分は騎乗がなくて、ひとりで調整ルームにいた。その時が一番、メンタルがおかしくなりそうだった」と当時の心境を明かす。それでも「周りのジョッキーや関係者の皆さんが気遣って、たくさん声を掛けてくれた」。周囲のサポートのおかげで騎乗に集中することができた。 24年はキャリア最小の18勝。「本場で乗ることが多かったとはいえ、言い訳にはならない。人気馬を任されて取りこぼしたこともあったし、もっと勝ちたい」。抱負を語る姿には暗い表情は一切ない。努力を重ねて、飛躍の年とする。(増本隆一朗)