”飛躍の3年目”を迎えた2021ドラフト高卒組、DeNA小園と深沢が一軍キャンプ! いよいよ覚醒か!?
いよいよプロ野球24年シーズンが幕を開けた。2月1日に一斉にキャンプがスタート。選手それぞれが今季の飛躍を図る。 【一覧】2021年ドラフト指名された高卒投手と昨年の2軍成績 プロ野球の世界ではよく3年目の飛躍という言葉が聞かれるが、今年3年目を迎える2021年ドラフト指名組の高卒投手のなかで、2人がキャンプ「1軍」入りを果たしている。 その2人は、DeNA1位・小園 健太投手(市立和歌山出身)と、同5位・深沢 鳳介投手(専大松戸出身)。2021年ドラフトの高卒投手17人の同期のなかで、一歩リード。1、2軍の振り分けをしていないロッテの4位・秋山 正雲投手(二松学舎大附出身)はいるが、小園と深沢に対する球団の期待がうかがえる。 小園は3年目のブレークを予感させる。体づくりを重視した1年目を終えた後の2年目となった昨年は、2軍で17試合に登板し2勝5敗、防御率4.21の成績を残した。シーズン後のフェニックスリーグでは無四球完投勝利を飾り課題だった制球力克服に一歩踏み出した。11月には台湾でのアジアウインターベースボールリーグに参加。4試合で2勝0敗、防御率1.42の結果を残した。三浦監督が現役時代につけていた背番号「18」を背負う男。昨年もキャンプ1軍スタートだったが、前年の実績を引っ提げての堂々の1軍スタートに、3年目の飛躍を予感してしまう。 深沢は1年目こそ2軍で4試合の登板に終わったが、昨シーズンは2軍で先発ローテーション投手として活躍。18試合で6勝6敗、防御率3.28と結果を残した。右サイドからの速球は145キロ前後をマークし、投球に安定感が増した。昨年までDeNA2軍監督だった仁志 敏久氏も太鼓判を押している。今キャンプでのアピールをどこまでできるか。 その他の2021年高卒投手たちは、ここまで大きな活躍ができていない。DeNAの小園と深沢の2人が、この世代をリードしていく存在となれるか。今キャンプの頑張りに期待したい。