日本初の完全オーダーメイド式のラーメン店がオープン 「ラーメン文化を世界中の人へ」/愛知
有限会社ファーストモア(名古屋市名東区)は、スープ、麺、トッピングを自由に組み合わせられる日本初の“オーダーメイドラーメン”が味わえる「名古屋豚骨一番軒」を、愛知県清須市にオープンさせた。同社は、「長浜ラーメン 一番軒」や「つけ麺 らー麺 一番舎」といったラーメン店を愛知県内で展開している。 オーダーメイドラーメンとは、3種類のスープ、3種類の麺、5種類の麺の硬さ、16種類のトッピングから好きなものを選び、自分だけのオリジナルラーメンを作るというもの。4月15日のプレオープンから1週間足らずで3000人強が来店し、予想を超える反響のようだ。 「名古屋豚骨一番軒は、“日本全国、果ては世界中の人に一番軒のラーメン文化を伝えたい”という想いのもとでスタートしました。一人ひとり好みの違う全ての人を満足させる一杯を作るにはどうしたらいいか。そこで辿り着いたのがこのスタイルです」と同社代表取締役の三木規彰氏。オーダーメイド式を採用した理由には「ラーメンにトッピングするというのは珍しくないですが、もう一歩踏み込んで、トッピングの種類を増やし、スープも麺も自由にカスタマイズできるシステム。これならきっと自分好みの一杯が見つけられるはず」と話す。
トッピングは、半熟味玉、煮玉子、温玉、きくらげ、チャーシュー(バラ)、チャーシュー(ロース)、もやし、メンマ、青ネギ、白髪ネギ、水餃子、揚げ餃子、辛子高菜、ほうれん草、のり増し、きざみのりから選べ、同じトッピングを複数選ぶことも可能。スープは白豚骨、黒豚骨、辛みそベースの3種を用意。麺は細ストレート、中太ストレート、中太ちぢれ麺があり、バリエーション豊かな組み合わせが楽しめそうだ。 来店者のアンケートによると、女性や体を気遣う人は野菜を中心に好みのバランスで楽しんでいるとの声が。対照的に、ガッツリ系を求める人は満腹感を重視したトッピングを選ぶ人が圧倒的に多く、3品ラーメンのトッピングをすべてチャーシューにするなど、肉を中心にしたトッピングでアレンジしている。基本のトッピング3品でも15万通り以上、トッピングを増やせば無限の組み合わせが生まれる。実際にオーダーメイドラーメンを注文した来店者からは、「どのトッピングを選んでも値段が変わらないのがいい」と料金面に関しても好評の様子。
値段はトッピング数により異なり、トッピング3品ラーメン 680円、トッピング4品ラーメン 760円、トッピング5品ラーメン840円(すべて税込)。