マカオ、60代の女が台風一過の人混みに紛れて中古スマホ11台の密輸出企図…着衣の下に隠す手口
マカオでは、台風11号(国際名「ヤギ」)の接近による影響で、9月5日午後10時から6日午後2時まで台風警報のシグナル8が発令され、公共交通機関の運行がストップするなど、足止め状態が発生した。 マカオ税関(マカオ税関)は9月7日、6日午後に台風一過でボーダーを跨ぐ人流が増加する状況の中、違法な密輸行為に対する取り締まりを目的に各イミグレーション施設における検査を強化して臨む中、6日夜にマカオと中国本土との主要な陸路の玄関口となる關閘イミグレーションの税関検査場で着衣の中に隠す手口の密輸事案を1件摘発したと発表。 発見に至った密輸品の内訳は中古スマートフォン11台で、マカオから中国本土への密輸出事案だったとのこと。
女1人が出境口にある税関検査場の”申告物なし”レーンを通過した際、検査官が女の歩き方が不自然なことに気づき、人混みに乗じて物品を隠して密輸している疑いがあるとして女を呼び止め、ボディスキャナーなどを使って詳細調査したところ、着衣の下に隠していた密輸品の発見に至ったという。 上述の密輸事案に関与した女は62歳のマカオ居民で、税関では最高5万パタカ(約90万円)の罰金が課せられる対外貿易法違反で起訴済みとした。 税関では、市民に対して物品の出入りに関する法令の遵守、また報酬を得て違法な運搬活動(いわゆる運び屋行為)に関与することがないよう累次の呼びかけを行った。