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アメリカ・ニューヨークで大手医療保険会社のCEOが射殺された事件で、警察は逃走中の男が犯行時に背負っていたリュックを近くの公園で発見し、男の行方を追っています。 この事件は4日早朝、ニューヨーク・マンハッタン中心部のヒルトンホテルの前で、医療保険大手「ユナイテッド・ヘルスケア」のブライアン・トンプソンCEO（50）が男に背後から銃で撃たれ、殺害されたものです。 警察は6日、容疑者の男が犯行時に背負っていたリュックを現場ホテルの北側に位置するセントラルパーク内で発見しました。 リュックの中に銃が入っていたかは明らかになっていませんが、現地メディアは、防犯カメラに写っている銃の形状や犯行時の操作の様子から獣医師が動物を安楽死させる際に使う、消音性の高い「獣医師用の拳銃」だとの見方を伝えています。 男の足取りは、マンハッタン北部のバスターミナルを最後に途絶えていて、警察は男がすでに他の州に逃走している可能性もあるとみて捜索範囲を広げるとともに、リュックから手がかりとなる男のDNAが残されていないか調べています。