移籍大成功!? 早くも新天地で輝く欧州日本人(4)「最も賢い取引」。2部→2部で評価爆上がり
欧州主要リーグの2024/25シーズンが開幕して2カ月が経過し、夏の移籍が正しかったかどうかの答えが出始めている。今回は、ヨーロッパでプレーする日本人選手を対象に、特に新天地での活躍が目立っている選手をピックアップして紹介する。※各データは11月6日時点の『transfermarkt』を参照。
MF:田中碧 生年月日:1998年9月10日 所属クラブ:リーズ(イングランド) 24/25リーグ戦成績:10試合0得点0アシスト サッカー日本代表の田中碧は、ドイツのデュッセルドルフからイングランド2部のリーズに加入し、ここまで見事な活躍を見せている。 8月末に移籍が決まった田中は、9月いっぱいまでベンチスタートだったが、10月からは主将のイーサン・アンパドゥの負傷もあって先発に定着し、完全に信頼を勝ち取った。 2023/24シーズンのドイツ2部リーグで7得点4アシストを記録した田中にとって、今シーズンの得点とアシストがゼロであるのは一見すると物足りない。しかし、デュッセルドルフ時代はインサイドハーフがメインだったのに対して、リーズではボランチでの起用が多いため、得点に直結する仕事が少ないのは仕方のないことだ。 その貢献度は、現地メディアも高く評価している。先月30日、英メディア『ヨークシャー・イブニング・ポスト』は、今年夏にリーズが獲得した選手の評価を掲載。その中で田中には単独最高評価の「A」が付けられ、「リーズが今夏行った最も賢い取引」と称賛。「アンパドゥが復帰するシーズン後半戦は、中盤で強力な関係を築くことが想像に難くない」と期待を寄せた。 さらに、第12節ブリストル・シティ戦と第13節プリマス戦では、2試合続けてファンが選ぶリーズのプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選出され、サポーターのハートもつかんだ。
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