巨人、痛恨逆転負け 4連勝でストップ、M6足踏み 22日から2位阪神と2連戦「また切り替えて」 最短Vは26日
「DeNA5-6阪神」(21日、横浜スタジアム) 巨人は目前の白星がスルリと逃げた。守備のミス、継投が裏目に出て痛恨の逆転負け。1分けを挟んだ連勝は4で止まった。優勝マジックを減らすことはできず「6」のまま足踏みとなった。阿部監督は「(守備のミスは)しょうがないな。やりたくてやってるわけじゃないし、みんな必死こいている中でのミスだからね」と淡々と語った。 落とし穴は八回に待っていた。4-2と迫られてなおも2死二、三塁。高梨が小園に右前適時打を浴びると、打球にチャージした浅野が痛恨の後逸。同点に追いつかれた。2死三塁で坂倉に対して3ボール1ストライクとなったところで申告敬遠したが、スイッチした船迫が末包に勝ち越しの適時打を浴びた。 指揮官はミスをした浅野について「ちょっと守備でチビッてるところあるからね。失敗を恐れないでやってほしいなと思います。これを糧にやってもらうしかないよね」と大きな期待を込めて奮起を促す。浅野は険しい表情を浮かべて「二度と同じミスしないように、考えながらしっかり守備をしたい」と必死に前を向いた。 チームは22日から2ゲーム差の2位・阪神と敵地で直接対決2連戦に臨む。「また切り替えて明日からやります」と阿部監督。下は向かない。伝統の一戦で仕切り直しだ。巨人の最短Vは26日。これまで通り一戦必勝の心構えで挑み、歓喜の瞬間をたぐり寄せる。