子どもの「食べ物の好き嫌い」、どうしたら克服できるようになる?
ステップ3:あなたは食べ続けて効果を話す
たとえ「やっぱり美味しくない」と言われたとしても、あなたが食べ続けることをやめないでください。キッチンでこっそりではなく、食卓で家族に見せながら食べることが重要です。元々あなたが好きで、もしくは健康に良いと思ったから食べ始めたものですよね? その食材を食べることで体が軽くなったり、便通が良くなったり、肌艶が良くなったりするなどのポジティブな変化があれば、それは素晴らしいことです。その変化を子どもや夫にも伝えましょう。ただし、「だから食べて」とは言わずに、自然な会話の中でその効果を共有するだけに留めます。 家族が食べないからといって、あなたがその食材を食べるのをやめる必要はありません。むしろ、楽しんで食べ続けることで、その食材に対するポジティブなイメージを家族に伝えることができます。
ステップ4:彼らに選択の自由を与え、一緒に楽しむ
スーパーやコンビニ、食卓で、常にあなたがその食材を最初にカゴに入れ、楽しんで食べる姿を見せ続けることで、その食材に対する前向きな経験が蓄積されます。すると、子どもたちが率先してその食材を見つけたり、夫が食べ始める時が訪れます。そんな時は、「美味しいね、幸せだね」と言いながら一緒に食べ、その時間を楽しんでください。驚くかもしれませんが、常に彼らに選択の自由を与えることは、指図したりコントロールしようとするよりも強力な方法です。
まとめ
文頭で、誰もが自主性を持ち、主導権を取りたいと思っていると書きましたが、あなたもそうでしょう。成長過程で親に指図されたことに反発した経験があるのではないでしょうか。人間とはそのような生き物です。また、食べ物の好みや必要性は年齢、性別、季節、環境によって変わることを理解しておいてください。あなたが良いと思っても、家族の年齢や性別、運動量によっては欲しない、つまり体が必要としていない場合もあります。このような知識を持つことで、家族との食事に対する考え方が楽になります。とにかく、あなたが家族に食べてほしいと思うものを、何よりもまずあなた自身が楽しんで食べることが大切です。そのポジティブなエネルギーが、家族の食卓を自然に変えていくでしょう。