うどんのダシはどこから変わる? 高速道路で1日8杯食って[境界線]を調査したぞ!
■九州でも新味に出会っちゃった!!
さて九州へ突入。選んだ場所は九州道の基山PAだ。注文したかけうどんはかなりすっきりした色合い。関東ではかつお節と濃口醤油、関西では昆布系の出汁に薄口醤油という組み合わせが定説だが、基山ではだいぶ魚を感じる味わいだ。麺は九州特有の柔らかさが前面に出ている。九州のうどんはコシがなく、ぬるぬると食べられる。これまた違った味わいが楽しめた。 そんなわけで、港北・足柄・富士川・刈谷・宝塚北・宮島・壇ノ浦・基山の8カ所巡った。結果東西を分けたのは富士川SAで、それ以降は関西風の昆布系出汁テイストがベースになっているようだ。ぜひとも皆さんの舌で味わってほしい。
■ひと足先に九州ローカルチェーンを食す
おまけで、関東への進出が噂される九州うどんチェーン店の資さんうどんにも入ってみた。ここではゴボ天うどん・ミニカツ丼セット、おはぎ付きという定番メニューを頼んだが、こちらもすっきりな味わい。麺も柔らかめで、しかしゴボ天のしっかりとした歯ごたえと油で、うまく合わさっているのが分かる。 やはり各地にある名物うどんは、素うどんにその地域特有の具材を合わせることで完成するのかもしれない。しかし1時間~最長3時間の間隔で1食、1食しっかり食べるのはかなりシンドイ。運転だけでは消化しにくいので、無理のない範囲で食べ歩きを!!