うどんのダシはどこから変わる? 高速道路で1日8杯食って[境界線]を調査したぞ!
■SA/PAは関西風の割合が高め!?
続いて同じく東名高速の「富士川SA」だ。新東名高速は全国展開しているチェーン店が多く入っていることもあるため、昔ながらの飲食店があるだろうと想像し東名高速を進む 電気の東日本の50hzと西日本の60hzの境目は富士川と言われており、多くの商品が富士川で東西の境目になっていることも少なくない。ということはうどんも境目になっているかもしれないと想定して寄ってみる。 想像通り、メニュー表を見た瞬間に「薄い!」と心の声が表に出てしまった。かけうどん相当の物がなかったため、とり天うどんを食す。 出汁は超すっきりとした透明に近い茶色だ。黒い出汁に慣れている関東人にとっては衝撃をうける薄さだが、飲んでみると昆布系の出汁の味がしっかり味わえ、出汁風味のしょっぱ味も感じられる。麺も透き通る白さだ。ここの麺は少し硬めに感じられたが、一般的に言われる関西風うどんを感じられるうどんだ。 某カップうどんメーカーが東西で味を変えているのはこの富士川ではなく、岐阜県で東西が分かれているという。これは高速道路で検証したのではなく、東海道新幹線のこだまで全駅に下車して調べた結果だったものを参考にしている。詳細はメーカーの公式HPに載っているので、気になる方はチェックしていただきたい。 さて富士川で東西の分かれ目を感じたため、一気に中部圏へ突入し、刈谷ハイウェイオアシスに寄ってみる。 ここは上下線でそれぞれ飲食店やお土産屋さんがある店舗があるほかに、セントラルエリアにハイウェイオアシスという休憩施設がある。その中に、ザ・めしやという名古屋飯が食べられる食堂がある。かけうどんを見つけたので、早速食してみた。 すると、付け合わせに天かすがついてきた。チェーン店ではあるが、サービスで天かすが付いてくるのは見たことがなかったので珍しく感じたのだった。 肝心の出汁の見た目は関西系寄りだが、少し茶色味かかっている。味もあっさり目ではあるが少し醤油テイストで、関東と関西の中間といったところだろうか。