松本人志の訴訟取り下げ背景に「最優先にせなアカン」浜田雅功も乗り出した“自粛芸人の復帰計画”
昨年末から続いていた『ダウンタウン』松本人志をめぐる“性加害疑惑”騒動が、11月8日にひとまずの決着を迎えた。 【写真】ヒゲは白髪になって伸びきって…自粛で様変わりしたスピワゴ・小沢の近影 「松本さんは発端となった『週刊文春』の報道に対して、5・5億円の損害賠償などを求めた裁判を起こしましたが、取り下げることに。これにより、芸能活動休止にも終止符が打たれました。 世間では“結局、松本は文春に降伏した”という批判や、“芸能活動復帰の場がテレビというのは難しいのではないか”という見立てが飛び交っています。そんな中、当の松本さんが第一に考えているのは、現在も危機的状況から抜け出せずにいる“あの後輩芸人”の進退なんです」(芸能プロ関係者) 今年1月、松本は文春の発行元や編集長に対して名誉毀損の訴訟を提起。それと同時に、裁判に集中するため、すべての芸能活動を休止した。 「その際に物議を醸したのは今年1月、松本さんが自身のSNSに投稿した《事実無根なので闘いまーす》という一文。明らかに文春サイドを挑発する内容ですし、具体的に何が事実無根なのかも不明とあって、裁判が終わった今もなお“この投稿さえなければ”という声が身内の関係者から聞こえてくるほどです」(スポーツ紙記者、以下同)
文春側に「物理的な証拠はない」
しかし、一方の文春サイドにも“舌禍”はあったといわれる。今年3月に文春の幹部社員が、とあるWEB番組内で松本の性加害報道について「(証拠は被害を訴える女性の弁によるもので)物理的な証拠はない」という旨の発言をしたのだ。
「松本さん側の裁判終結の発表にも《強制性の有無を直接に示す物的証拠はないこと等を含めて確認いたしました》という一文があったとおり、ここを認めてしまったことは文春側にとって痛かったようです。結果、双方は裁判とは別に話し合いの場を設けることとなり、今回の訴えの取り下げ、実質的には“和解”という形にたどり着きました。 しかし、松本さんはたとえ性加害がなかったとしても、“複数の女性と日々飲み会を行っており、その女性は後輩芸人に手配させていた”というイメージがついてしまった。また、白黒つけると言いながら自ら訴訟を取り下げたことなどで“もう笑えなくなった”という声が多数あがっています。対する文春も“確たる証拠もなく芸能人を引退に追い込もうとした”という印象が残り、世間からのヘイトは週刊誌のみならず、メディア全体に向けられる事態にもなってしまったのです」 つまり、訴訟の結果だけに焦点を当てた場合、「よくて引き分けで、実質的には“双方敗北”といったところでは」(法曹関係者、以下同)という見立ても。