道路わきに実がたくさん…野山に勝手に生える「野良キウイ」が大量発生 なぜ?自然環境への影響も懸念
もう一つは、野山に自生するサルナシなど、キウイの仲間の在来植物と野良キウイの交雑の問題です。 松山東雲短大 松井宏光名誉教授 「日本在来のサルナシとかマタタビとかあるんですが、サルナシとの雑種ができるという可能性も指摘されているので、そちらもまた怖いと思います」 キウイフルーツは、れっきとした外来種です。国は、適切な管理が必要とする「生態系被害防止外来種リスト」に掲載しているほか、愛媛県も「侵略的外来生物」に指定しています。 全国一のキウイ産地を守るためにも、より管理の行き届いた栽培が求められています。ただ、問題の背景には、耕作放棄地の増加などが挙げられていますが、キウイ野生化について県やJAなどは調査を行っておらず、実態を把握できていないということで、専門家は、栽培をやめた時は残った株を除去するよう呼びかけています。
あいテレビ