キャバクラで長渕剛『CLOSE YOUR EYES』を8回熱唱→店から「帰ってください」…本当に退店しないといけないの?
「キャバクラで長渕のクローズユアアイズを8回歌ったら『お代はいらないので帰ってください』って言われた」 【画像】多数のヒット曲で知られる長渕剛さん あるX(旧ツイッター)のアカウントが9月に投稿したポストのインプレッションが約25万回表示され、反響を呼びました。 人気歌手の長渕剛さんによる『乾杯』『とんぼ』や『Captain of the Ship』はカラオケやキャバクラで男性が歌う定番の曲ですが、『CLOSE YOUR EYES 』も負けず劣らずの人気です。 とはいえ、キャバクラの客が『CLOSE YOUR EYES』を8回も歌ったら、そこに居合わせた客も嫌でしょうし、店側も閉口してしまいます。せめて2~3回が限度じゃないでしょうか。
一般社団法人「全日本スナック連盟」(玉袋筋太郎会長)がスナック客の心得を定めた「スナック心得10ヶ条 」では、第3条「カラオケ独占禁止法!」に「自分たちだけでカラオケを独占して人に歌わせない事。店全体の空気が悪くなります」とされています。 今回の投稿を「ネタ」ではないかとみる人もいますが、仮にキャバクラやスナックで、客が『CLOSE YOUR EYES』を8回歌った場合、店側は客を出禁にしたり、退店させたりできるのでしょうか。西口竜司弁護士に聞きました。
●弁護士「8回はしんどい」「営業の自由や施設管理権が店には認められている」
――キャバクラやスナックなどの飲食店で『CLOSE YOUR EYES』(長渕剛)など同じ曲を8回歌った客に対して、店側は退店させたり、出禁にしたりできるのでしょうか 長渕さんの曲はいいですね。骨身に沁みるというか・・・。ただ、キャバクラで8回も聞かされたら、正直しんどいですね。 今回のようなケースでは、店側には、営業の自由や施設管理権が認められています。したがって、店の判断で営業に支障が生じると判断した場合、客を退店させたり、出禁にすることができます。 しかし、そうした退店命令や出禁措置を客が無視することも考えられます。